スナッチ (2000) SNATCH 252本目
出演:
ターキッシュ役 ジェイソン・ステイサム
フランキー・“フォー・フィンガー”役 ベニチオ・デル・トロ
ミッキー・オニール役 ブラッド・ピット
監督:
ガイ・リッチー
お勧め度 ★★★☆☆
あらすじは下記アマゾンリンクをご参照ください。
ガイ・リッチーって、言うほど沢山の映画を作っていないのに、なぜか物凄い有名。
たぶんそれは彼のデビュー作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」と この「スナッチ」の切れ味が凄かったからだろう。
あとは、マドンナと結婚したから
そんな彼の代表作。
ロンドン。
ボクシングのプロモーターを営んでいるターキッシュとトミーの2人組。
偶然ジプシーボクサーのマイキーと会い、彼を自分たちの八百長試合に登用しようと考える。
一方、アントワープでダイアモンド強盗を働いたフランキーはニューヨークへ帰るまえにロンドンに立ち寄った。
全く関係のない人々がロンドンで交錯し、1つの物語へと進んでいく・・・。
これ、結構ブラピが主人公だと思っている人がいますが、主人公はターキッシュ、ジェイソン・ステイサムです。
なんでも当時ジェイソンが無名だったことから、ポスターでは一番でっかくブラピがいる
こういうあからさまなところ、好き。
だってやっぱり映画って、人に見てもらわないと意味ないからね。
しかしブラピは何を言っているのか全然わからん!
訛りがひどすぎです。
笑ってしまう。
ブラピの原型なし
でも、悔しいけれど、やっぱりカッコいいんだよね。
1999年公開の「ファイト・クラブ」ですでに体が作り上げられていて、この役にピッタリ。
大きすぎず小さすぎない筋肉。
なんと、8%も体脂肪率を落としたそうです。
たぶん、その時点ですでに一桁だろうなぁ・・・。
私も頑張ろう!
さて、この映画はその撮影手法や編集、音楽の使い方なんかがとにかくクールでかなり評判がいい。
私もその映画的面白さはわかった。
でもね・・・、最後の30分に来るまでめっちゃ退屈だったんだよ!
なぜだろう・・・なぜだろう・・・。
たぶん、出てくるキャラクターで共感できる人や思い入れのある人が全然いないから。
みんなとりあえずバカでクズ。
ブラックコメディーなんだろうけれど、笑えない、あきれる。
拳銃をぶっ放して、気に入らないと切り捨てる。
それなのに、なぜか最後までなかなか殺されない人もいて。
一応バイオレンスなシーンは全部オフカットになっているので、グロさは全くありません。
でも、想像はできちゃうから結構ショック。
「この後どうすんだよ~!」って思っちゃった。
結局ターキッシュ達ボクシングプロモーターの人達と、ダイアモンド強盗と、どうやってつながるんだろうと思ったら、
最後の30分かなり面白い!
急にキタね。
後、やっぱり時間がいったり来たりするところや、早回し、斜めカットなんかはキレキレで細部までこだわり抜いて作ってます!って感じが凄くわかる。
そうはいってももう15年も前の作品。
時間軸が入れ替わるところは90年代にタランティーノがやってたし、この映画の後にこういう早回し編集なんかもよく見るようになっちゃったから、やっぱり最初に見た時の衝撃は薄れちゃったかな?
やっぱりキャラクターに愛着が持てないというのが一番残念なところ。
唯一ジェイソン・ステイサムが一番まともに見えて、全然コワモテじゃない、っていうところがイイけど
そういえば劇中に当時の奥様だったマドンナの曲が登場します!
"Lucky Star"
この曲を使用するのに100万ドルを支払ったとか!マジか!
"Snatch"とは強引にひったくる、奪う、掴むという意味があります。
劇中でワンちゃんに"Don't snatch!"と叫んでいるシーンがある
さて、ダイアモンドはいったい誰の手に!!
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
スタイリッシュな映画という言葉がピッタリ。
でもそれ言ったら、ガイリッチーのニヤケ顔が浮かぶから、悔しい!
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