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インサイド・ヘッド (2015) INSIDE OUT 344本目

汚れきった私にはJOYがちょっとウザイ インサイド・ヘッド (INSIDE OUT)

出演:
ヨロコビ役 エイミー・ポーラー

監督:
ピート・ドクター
ロニー・デル・カルメン
お勧め度★★★☆☆

"Road Rage"って知ってる?
アメリカでは車に乗っていて、追い越しとかクラクション鳴らされたりした時に突然怒り出して、相手の運転手をボコボコにしたりする事件が問題になっている。
最近ではYoutubeとかがあるから、一部始終を録画されてたりするけれど、これは最近起こっていること、というより、長い間アメリカでは問題になっていたこと。
本当にアメリカ人のキレどころって謎。
レジで延々待たされたり、ケーブルテレビや電気、ガス会社の人がいい加減な仕事したり、レストランで酷いサービスを受けたりしても全然怒らないくせに、運転してるとキレる人が多い。
車の窓から酷い言葉で罵ったり、中指を建てるのは日常茶飯事
私はそこまでのはさすがにないけれど、悔しかったのは、Uターン禁止の場所でUターンしてきたトラックの運ちゃんに、そっちが悪いのにも関わらず"What the Fxxx??"っていう顔をされたこと。
そこがUターン禁止と知らず、なぜか自分が悪いと一瞬でも思った私がバカだった。
とにかく最初に謝るな!と教えられているアメリカ人は自分が悪いと思っていても謝らない。
こういう文化、良くないよね。
自分が悪いと思ったら謝るべきだと思う。
それ、人間として最低限のマナー。
「セトモノとセトモノと
ぶつかりっこするとすぐこわれちゃう
どっちかやわらかければだいじょうぶ
やわらかいこころをもちましょう
そういうわたしはいつもセトモノ」 (by相田みつを)
世界中から怒りがなくなれば、もっとみんなが幸せになれるのかな?
そういうわけで、感情のお話。

11歳の少女ライリーの頭の中にはヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミが住んでいる。
ミネソタからサンフランシスコに引っ越してきたライリーはいろんな事がうまくいかない。
そして、ある日カナシミとヨロコビが思い出ボールを吸い込むチューブに吸い込まれて行っちゃったから、さあ大変!
ライリーの頭の中はごちゃごちゃに、そして、両親にも反抗してしまうライリー。
あんなに楽しかったミネソタ時代の自分はどこへ?
そして、カナシミとヨロコビは無事に戻ってこれるのか?

コンセプトが面白い!

確かにこういう話、どこかにあったかも。
でも、感情という名前のキャラクターが別の世界に存在するというだけでなく、その中で超重要と思われる「ヨロコビ」と、まあ、いなかったらいなくていいよ、って思う「カナシミ」が2人ともいなくなっちゃう!っていうところが面白い。
そこから冒険ストーリーが始まる。
ただ、正直、期待していたほどではなかった
なんかさ、「ヨロコビ」の仕切りたがりや、テンション高い感じとかがなんだかうざかった。
それ以上に「カナシミ」の余計なことする態度に腹が立ったけど。
しかも、もっと近道があったような気がするのに、やたら遠回りするし。
やっぱりちょっと子供向けなのかなぁと思う。
どの感情も同じ立ち位置だと思っていたら、やたら「ヨロコビ」が前に前にきていたから、汚れた大人の私には、素直に納得できなかった。
でもよく見てみると、お母さんの頭の中ではみんな同じように落ち着いて座っていたし(むしろ「カナシミ」が仕切っていたような・・・)、誰かの頭の中では「イカリ」しかいなかったり、たぶん人それぞれによって違うんだろう。
ライリーは基本、喜びにあふれた子供だから、「ヨロコビ」が仕切りまくってるのかな?
そう考えると子ども達の頭の中は「ヨロコビ」に頑張ってほしいと願うけど。

ミネソタからサンフランシスコに引っ越してきたライリーの気持ち、すごくよくわかる。
田舎から出てきて自分の知らない街で、自分の知らないクラスメートの中、簡単にサバイブできない気持ち。
ちょっとしたことが上手くいかなくなって、両親に八つ当たり。
どんどん嫌いな自分になる。
そして、自分に言い訳したくなる

途中に出て来るビンボンという空想の友達。
かなり胡散臭い
でも、こいつがなかなかいい奴で、最後、泣かせてくれました。
その辺りの王道のストーリーは絶対に外さないディズニー。

ヨロコビ役はこの人、エイミー・ポーラー。
Amy_Poehler_2012.jpg
コメディー女優として有名。
だからなんだかやたら自己主張が強いのか!
彼女といえば、深刻な水不足が続いているここ南カリフォルニアで去年の夏に水を1日に12,000ガロン(まあ、とにかく物凄い量です)を使ったとして、名指して怒られた人
ちなみに、普通の人の1日の使用量は約196ガロン。
いったい何にそんなに使ったんだか・・・。
レストランの水も、流れるホースを使った家での洗車も、スプリンクラーの昼間の使用などもかなり厳しく制限されていたというのに、この贅沢。
豪邸のあちこちで水を出しっぱなしにしてたのかしら。
まあ、とにかく、彼女らしい勢いのある演技です。

もしも急に怒りが込み上げたり、怖い気持ちになっても、きっと頭の中の彼らがそういう行動をしているだけ。
「ヨロコビ」がいるから大丈夫って思えたら、子ども達も気持ちが楽になるかもね。
そして、どうして「カナシミ」があるのかっていう疑問にも素敵な答えを出している

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
とっても人気のこの映画。
子ども達と一緒に見るのがオススメ。


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