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天気の子 (2019) 461本目

実写より美しい 天気の子 
yjimage.jpg
出演:
森嶋 帆高役  醍醐虎汰朗
天野 陽菜役  森七菜
須賀 圭介役  小栗旬
須賀 夏美役  本田翼

監督:
新海誠
お勧め度★★★★☆

さあ、お待たせしました!(いや、誰も待ってないか・・・
「天気の子」の登場です。
今まで新海監督の映画を「ほしのこえ (2002) 」「雲のむこう、約束の場所 (2004)」「秒速5センチメートル (2007) 」「星を追う子ども (2011)」「言の葉の庭 (2013)」「君の名は。(2016)」と見返し、レビューしてきて、最新作です。

高校1年生、森嶋帆高は家出をし、東京へ来た。
あてもなくさまよう彼だったが、フェリーで出会ったライターの須賀圭介のもとで暮らすようになる。
須賀圭介が書いている記事の手伝いで取材をはじめた「100%の晴れ女」の噂。
行きついた先には天野陽菜がいた。
彼女がなぜ天気を操ることができるのか、そして彼女に待ち受けている「運命」とは。

正直「君の名は。」が大ヒットして、次回作っていうのに不安があった。
大抵大ヒットした次の作品って、期待外れが多いよね・・・
音楽も引き続きRADWINPSってまさかPV化してないだろうか、とか。
だけど、

素敵でした!

私は「君の名は。」が世間が言うほど自分に刺さらなかったし、他の新海誠監督の作品、どれを見ても全部それほど刺さらなかったので、自分には良さがわからない映画なのかなぁと思っていたのですが、ちゃんと面白かった!
特に私がこの映画で好きなのは「リアリティ」の部分。
常に実写より美しい映像を見せてくれているけれど、今回はさらに美しく、神秘的でドキドキしました。
雨の描写が上手なのは前作の「言の葉の庭 (2013)」でわかっていたけれど、それ以上に素敵でした!
さらにリアリティの部分でいうと、今回は雑誌「ム―」でしょう!
主人公の帆高が頼りにする圭介は雑誌「ム―」の記事を書いている編集プロダクション。

ムー、ってあの、ムーですよ!

あの怪しげな、「歴史と権威のある雑誌」です。
まさかここでムーが出て来るとは思わなかったけれど、実は「君の名は。」にも小道具として登場していたそうです。
それと新海監督が昔から読んでいたということで。
確かに沢山の雑誌が廃刊になる中で1979年に創刊されているから、確かに「歴史と権威」はあるね。

実は私も時々読んでいる「ムー」。
なんと!10月号のムーには天気の子の特集があります!
私もちゃんと読みましたよ!
オカルト、嫌いじゃないのよね

ただ、ムーが怪しげな雑誌として半笑いで圭介が紹介するシーンをよく許容したな、と。
そこもムーの懐の深さです。
そして映画ではほとんど登場しないホンモノの雑誌部分はムーの本当の編集者が監修しているそうです。
細かいねぇ。
そして、ムーだけでなく、いろいろな小道具がアレンジされずに登場するのだけれど、それは最初に全部書いてから、許可が取れたものだけを実名で登場させているとのこと。
タイアップとかではないそうです。

私が好きなリアリティの部分と、同時に好きなのが陽菜が晴れ女として活躍する場面。
人を幸せにする、幸せな気持ちにさせてくれる映画

たぶん私が「君の名は。」があまり好きではない理由は結末なんだと思う。
盛り上げるだけ盛り上げて最後「なんだよ~」とさせる感じががっかりしたんだと思う。
その点、この映画は最後までどうなるんだろうとハラハラしましたが、そうくるか!となかなか面白い結末でした。

その前作の「君の名は。」に登場した主人公の2人がこの映画にも登場しています。

こういうの好き!

陽菜たちが行う「晴れ女サービス」を受けるお客様の孫として瀧君が登場。
そしてジュエリーショップの店員さんに三葉。
2人は少し大人になっているので、印象は違いますが、名前が出て来るのでわかります。
さらに克彦や早耶香や四葉もちょこっとだけ登場しています。
アニメだから顔の区別が難しいけど

今回声優陣を全然知らずに映画を見たので、いろいろと驚きました。
まずは須賀圭介役の小栗旬。
途中で気が付きましたが、最初はわからなかった。
随分いい声だなぁと。

こんないい声だったっけ?

低くて良く響く声。
素敵です。
声優としての演技も良かった!

そして驚いたのが夏美役の本田翼。
ドラマとかでの彼女の演技についてはいつもなんだか浮いてるなぁと思っていたのですが、今回夏美の声を演じていると最後までわからなかった!
ちょっと舌足らずな感じが大人の夏美の可愛らしい部分を上手に表現していて、素晴らしかったです。
たぶん、本業が声優の人にはこの舌足らず感は出せないんでしょうね。
私はアニメに俳優を起用するのは反対派なんだけれど、ここまで素晴らしと納得しちゃうよ。

相変わらず音楽を贅沢に使った演出も、前回よりもずっと好き。

と、いうわけで、かなりバランスの良い楽しい映画でした。
強いて気になる点を言えば、家出をしてきた帆高の理由。
イマイチ家での理由がピンとこないし、結構長い間家出していて、なかなか見つからないというのも不思議。
帆高の家の事はほとんど語られず。
この設定は必要だったのかなぁと。
まあ、東京を逃げ回る必要があったので、そういう事にしたのかもしれないけれど。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
私にとって、もしからしたら2019年に映画館で見る最後の映画になるかもしれません。

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言の葉の庭 (2013) 460本目

エンディングがすごぶる良い! 言の葉の庭

出演:
秋月 孝雄役 入野自由
雪野 百香里役 花澤香菜

監督:
新海誠
お勧め度★★☆☆☆

天気の子まであと一つ!
今までレビューしたのは「ほしのこえ (2002) 」「雲のむこう、約束の場所 (2004)」「秒速5センチメートル (2007) 」「星を追う子ども (2011)」そして「君の名は。(2016)」です。
ではこちら!

靴職人を目指している高校生タカオは学校をさぼって庭園にいた。
そこで昼間からチョコレートとビールを飲んでいる女性、ユキノと出会う。
それぞれに生きづらさを抱えた2人だが、雨の日に偶然会っているうちにタカオはユキノに恋し始める。

前作「星を追う子ども (2011)」で2時間弱の大作ファンタジーを見せてくれたと思ったら、今回46分

とにかく雨が実写のように美しい

陰鬱な主人公や何とも言えない結末など、新海監督のカラーが良く出ている映画のように感じました。
とにかく風景が美しすぎる。
新宿御苑がモデルということなんだけれど、実写のようであって、たぶん実物より美しい。

ストーリーとしては、またもやツッコミどころ満載です。
高校生のタカオが年上の女性に恋い焦がれる感じはもしかしたら、男の子なら誰でも経験があるのかもしれないけれど、女性の立場から言って、大人が高校生男子に恋するって、しっくりこなかった。
それなのに、ユカリは結構な思わせぶりなことしちゃってさ

最初にユカリが「雷神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」という万葉集の歌を意味深にタカオに伝えるんだけれど、これは完全に恋の歌。
雨が降ってあなたを引き留めたいという気持ちを表している歌です。
色気さえ感じるような歌です。
もちろん、ユカリは歌の意味ではなく、自分の素性についてほのめかすために和歌を詠んだのかもしれせんが。
そしてそれにちゃんと答えるタカオ。
っていうか、よっぽど古文の知識がなかったら言われた歌を覚えることすらできないよ!
私は「え?何て言ったの?」ってな感じだったので。
それを学校に行っていないタカオがすんなり覚えて家に帰って意味を調べたり、返しの歌を調べたりするもんだろうかね。
というか、夢があるなら

学校に行ってちゃんと勉強しなさい!

ただ、タカオの突っ走り感は高校生らしくて良いけど、なんだか正直ウザかったです。
最近若い男の子に恋するドラマなどが流行ってるので、受け入れやすいのかしら?
私には無理だわ。
これがアラフォーとアラサーならいいんだけど、高校生と大人というのはちょっと受け付けませんでした。
あ、でも女子高生と教師なら話は別なんだけどね。
勝手ですが。

ただ、この映画、映像だけでなく、最高に素晴らしい絶対に見るべきシーンがあるんです。
ズバリ、

エンディング

マジで何度もエンディングだけ見てしまいました。
と、いうのも、エンディングテーマが最高に素晴らしい

ヘタウマの天才「大江千里」の「Rain」を秦基博がカバーしています。
秦基博はたしかに、オリジナルでもいい曲あるんだけど、カバーがすこぶる良くて、感動するよね。
オリジナル曲に恵まれない凄腕シンガー第1位が秦基博、第2位がサムシングエルス(懐かしい)。
私の密かなランキングです。
とても才能のあるシンガーだからカバーしたら、オリジナルの何倍も上にいっちゃう!
大江千里のオリジナルはぶつかり合う2人の男女って感じなのですが、秦基博はもっとスマートに恋している2人が登場しているような感じ。
もちろん大江千里のオリジナルも素晴らしいです。

※ちなみにアマゾンプライムミュージックならオリジナルの大江千里とさらに槇原敬之バージョンも聞けます。

ついでに、本編は全然面白くないのにエンディング最高!な映画第1位に「言の葉の庭」が選ばれました。(マイランキング)
ちなみに2位は「風立ちぬ(2013)」です

今回主人公のタカオを演じた入野自由。
自由と書いてミユ。
素敵な名前
前作の「星を追う子ども (2011)」でもシュンとシンという重要な役を演じていました。
深海監督が好きな声優なんだろうかね。

この映画、面白かった!という人がいたら、どのあたりが良かったか、教えてくださいな。
残念ながらストーリーのつまらなさが美しい映像と素晴らしいエンディングを上回ってしまいました。
というわけで、次回はついに「天気の子」です!

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星を追う子ども (2011) 459本目

まさかのファンタジー 星を追う子ども 

出演:
渡瀬 明日菜役  金元寿子
シュン & シン・クァーナン・プラエセス役 入野自由
森崎 竜司役  井上和彦

監督:
新海誠
お勧め度★★★☆☆

実は「天気の子」を映画館で見ました。
でも、それをレビューする前に、深海監督の他の作品で見たのにまだ未レビューだったやつがあったので、そちらを先に
今までレビューしたのは「ほしのこえ (2002) 」「雲のむこう、約束の場所 (2004)」「秒速5センチメートル (2007) 」、そして「君の名は。(2016)」
です。
そしてこちら!

幼いころに父を亡くしたアスナ。
父の形見の石を使った鉱石ラジオを聴くのが日課。
ある日、見たこともない怪物に襲われたところをシュンと名乗る青年に助けられ、友達になる。
しかし、それから彼は音信不通に。
そしてアスナは父の形見の石にまつわる秘密を知ることになる。

あれ、これ、ジブリか・・・?

と、思った人多いのでは?
ネコ型の動物ミミ→風の谷のナウシカのテト
学校の先生森崎→天空の城ラピュタのムスカ(でも性格は悪くない)、みたいな。
ファンタジーという作風だけでなく、キャラもなんとなく似ているような・・・。

どうやら新海監督も意図的にジブリ的な要素をぶっこんで、日本のアニメっていうのは、こういうファンタジーなんです!と作りたかったみたいです。
と、前半はかなりウケ狙いなのかと思うほどのジブリぶりを発揮しますが、後半は落ち着いてきて子供向のファンタジーなんかじゃないんだよ、とちょっと「毒」を吐き出しつつ、オリジナルアニメとしての面白さをちょっとずつ発揮してきます。
ただ、いろいろ気になることはありますが・・・。
例えば丸腰で未知の世界を旅して大丈夫かなぁとか、目的地について本当にわかってるのかなぁとか、着替えとかどうしてるのかなぁとか、親に何も言ってないけど大丈夫かなぁとか、なんだか昔風だけど、これ、いったいいつの時代なんだろう、みたいなこと。
どうでもいい事がいろいろ気になる映画でした。

そして最大の難点は

アスナがあんまり魅力的な女子じゃない問題

ヒロインとして、何かに立ち向かおうという意思は感じられるんだけれど、とにかく足手まといだし、ただの小学生だし。(たぶん11歳か12歳くらい?本来は出生の秘密などがあるらしいのだけれど、映画では語られません)
でもなぜアスナがこの映画に必要かは映画の最後の方でわかります。
だから、まあ、いいんだけど。
とにかく、アスナに感情移入することもなく、淡々と見てしまいました。
2時間弱の壮大なファンタジー、アスナと森崎のある目的のためのロードムービー的な感じです。
この2時間でアスナが成長したよ!という話なのかもしれませんが、いったい何を見せられていたのかよくわからなかった。
でも、森崎が貧乏クジを引かされたことだけはわかった
そしていろんなエピソードが詰め込まれてそれなりに退屈しないで見れました。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
なんだか迷走した感がアリアリの作品ですが、これを経て「君の名は。」や「天気の子」などに続くとした感慨深い作品です。

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秒速5センチメートル (2007) 454本目

音楽PVでないことを祈る  秒速5センチメートル

出演:
遠野 貴樹役  水橋研二
篠原 明里役  近藤好美
澄田 花苗役 花村怜美

監督:
新海誠
お勧め度★★★☆☆

この前、「君の名は。」がテレビで放送されてましたね!
実はこの時、うちのBossが重大な告白を!
「実はさ、この映画、あんまり意味がわからなかったんだよね」
だって!
まさかの!
仕方がないので、いろいろ説明しながらまた見ました。
うん、なかなか面白い。
よくできたアニメです。

その頃、他にも「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」なども見て、さらにこの「秒速5センチメートル」も見ていたのだけれど、レビューしていなかったので、再視聴しました!

東京の小学校に通う貴樹と明里。
明里の引っ越しをきっかけに、学校は離れてしまうが、文通を続けていた。
ある日、貴樹も引っ越しをすることになり、貴樹は思い切って明里に会いにいくことに。
そこから2人が大人になるまでの物語。

この映画は「桜花抄」、「コスモナウト」、「秒速5センチメートル」の三作からなる映画です。
貴樹はこの三作すべてに登場します。

まずなんか、このタイトルがカッコいいよね

いったい何のことなんだろう?と興味をそそられます。
映画の始まりですぐに語られますが、「桜の花びらが舞い落ちる速度」だそうです。

1つ目の「桜花抄」は中学生になった貴樹が東京から栃木へ明里に会いに行く話。
確かに栃木って、東海道線で一直線だけど、中学生にしたら微妙に遠い距離なんだろうね。
雪のせいで遅延したりして不安が募ります
この貴樹という主人公、ナレーションは過去の自分を振り返っているのか、それとも中学生の貴樹の心の声なのかわかりませんが、

こんな中学生いる?ポエマーか!

僕たちの前には未だ巨大すぎる人生が、茫漠とした時間がどうしようもなく横たわっていた。

とか言う?
中2だからか?

女の子ならわかるけど、男の子がこんな考え方するかね?
とにかくリアリティーがない。
貴樹を見てるとむず痒くてしょうがない

あと、冬に暖房のない小屋で寝たら

寝るなー!死ぬぞ!

流石に一泊する予定ではなかったと思うのだけど、親に連絡もせずに平気なのかね?
どうでも良いことが凄く気になる映画でした。

二つ目は「コスモナウト」。
種子島で高校生になっている貴樹。
新しく花苗というカワイイ女子が登場します。
このころ貴樹はさらに辛気臭くなっていて、

花苗はいったい貴樹のどこが好きなの?

しかも一緒に帰ろう!なんて思わせぶりな貴樹。
嫌だなぁ。

三つめは「秒速5センチメートル」。
映画のタイトルになっているほどだから、このエピソードが一番大事なんだろうと思いきや。
なんと若干15分!
しかもセリフはほとんどなく、大部分が音楽。

これ、PVじゃないよね?

音楽は山崎まさよしの名曲「One more time, One more chance」。
この曲は確かに素晴らしい。
でも言わせてほしい。
そもそもこの曲は別の映画のために作られた曲で、「月とキャベツ」というこの曲の映画がすでにあるのに!

これは「月とキャベツ」の音楽なんですよ!

いやあ、もう1996年の映画だし、今の若者は知らないだろうし、みんなも忘れているだろうから、ってこと?
実際、2005年にこのシングルは生産終了してるから、新しく発売して良いでしょう!ってこと?
皆の記憶が「月キャベ」から「秒速」の主題歌へと変わっていくのですね・・・

しかし、確かにこの映画にピッタリとした曲と歌詞。(いや、そういう風に作ったんだろうけど)
この楽曲を見つけて「これだ!」と思ったのか。
最後は思いっきり音楽堪能させてくれますし。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
なんだか鬱々とした映画なのですが、とにかく美しいということは言えます。
そして、PV風に映像を作っちゃうところは「君の名は。」にも繋がるような気がします。
このどうしようもない結末がちゃんと「君の名は。」で改修されたということで、必要な経緯だったのでしょう!

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雲のむこう、約束の場所 (2004)383本目

「君の名は。」の元ネタ?雲のむこう、約束の場所

出演:
藤沢 浩紀役 吉岡秀隆
白川 拓也役 萩原聖人
沢渡 佐由理役 南里侑香

監督:
新海誠
お勧め度★★★☆☆

やばい!!
今月まったく更新せずに11月を終わらせてしまうところでした!
こんな臨時休業ばかりのカフェに足を運んでくださった方、ありがとうございます
いろいろと彷徨っておりましたが、やっと、やっと一つの場所にセトルすることが決まり、新居にネットも接続しました!
U-NEXTのお試し期間は終了し、現在Netflixのお試し中です。
使っているのはもちろんアマゾンファイアースティック!これ、本当に便利です。
他にもアメーバTVやYou Tubeもテレビで見れるっていうのが嬉しい。
アマゾンプライム会員でなくてもアマゾンアカウントを持っていればOK!
U-NEXTにはなかった「ウォーキングデッド」をシーズン1からフルエピソードコンプリートに挑戦中。
逆にアメリカに住んでいた時に見ていたドラマは全然日本で公開されていないので、見れないのですが
日本語字幕も吹き替えもなしでいいから放送してくれないかなぁ……ってそれは我儘言いすぎか!
またNetflixのお試しが終了したらいろいろ検討してみようと思っています。
さて、そういうわけで、今も絶賛人気中の「君の名は。」の新海監督のアニメを見てみました。

1996年の日本。
日本は戦争によって南北に分断されていた。
青森から北を蝦夷と呼び産国家群ユニオンは蝦夷に巨大な塔を建てていた。
青森に住んでいる中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は蝦夷の地の塔に憧れ、いつかそこへ行こうと飛行機づくりを密に行っていた。
その計画がクラスメイトの沢渡佐由理に知られ、彼女も共犯に。
しかし突然彼女が姿を消し、そして3年が過ぎた・・・。

初めてこの映画を見た感想は、

物凄く壮大な映画だけど、とにかくわかりづらい!

書きたいこと沢山あったんだろうけれど、それを90分にギュウギュウに詰め込んだらすごいことになっちゃった!って感じ。
ただ、予感や期待や余韻が漏れまくっていて、この映画が好き!っていう人の気持ちがわかる気がする。
とてもワクワクするのに、とても悲しい。

まずこの映画の設定ですが、なぜか日本が南北に分断されていて、青森から北は蝦夷(エゾ)と呼ばれている。
未来の話かと思ったら、分断されて塔が作られたのが「戦後直後の1974年」ってことになっていて、1996年という時代設定。
「戦後」っていったいなんの戦争なんだよ!ってことも語られず、蝦夷を支配しているというユニオンなる組織についても詳しくは語られません。
それ故に北海道がものすごい暗い未開の地みたいな怖さで迫ってくる。
そのちょっとぶっ飛んだ設定を受け入れられるかどうかでこの映画を楽しめるかどうかは決まってくるかも。
南北が分断されたせいで1996年の日本は今と全然違っています。
軍国主義の雰囲気が漂っているし、廃墟も沢山あるみたい。
いったい何がどうなってこうなったのかわからないけれど、「あったかもしれないもう1つの日本」ということみたい。
それがまた、ワクワク度を増しているといえばそうだし、なにこれ?と思ってしまう人もいるかもしれない。
そして、蝦夷に立っている巨大な塔。
その塔の存在も謎だらけ。
ただ、その塔を恐怖の対象でなく、あこがれの対象としてとらえた2人の中学生の男子と1人の中学生女子の青春がとても眩しい。

キャラデザはあんまり可愛くないけれど、相変わらず美しい映像。
青森が舞台っていうところもいい。
どこか実際に舞台になっているところがあるのかなぁと思ったら、結構ありました。
青森のベイブリッジが見える場所とか。
舞台になっている「南蓬田駅」ですが、実際に「蓬田駅」というところはあるのですが、この映画でモデルになっている駅はここではなく、「蟹田駅」らしいです。
青森、特に津軽は私にとって大切な場所なのでなんか嬉しい。
ちなみに津軽郡という場所は今は実際にはありません。
津軽郡は南、西、東、北、中津軽郡に分かれています。
そして個人的には津軽の中心は弘前って思っているので、その辺りが出てきてほしかったなぁ。
でもそうすると北海道からはかなり遠くなってしまうので、設定的に難しいか……
ただ、映画で使われている場所は今はかなり変わってしまっているみたいなので、聖地巡礼とまではいかないかも。

本当に謎めいたストーリーなのですが、「君の名は。」を彷彿させるようなシーンがいたるところにあります!
例えば「夢」がモチーフになってるところや、男の子が女の子を助けようと頑張るところとか、そして、浩紀と佐有里が手を合わせるシーンが「君の名は。」のシーンにそっくり!
これ新海監督が好きなシーンなのかな?
とにかく、「君の名は。」より複雑でもっとダークだけれど、これが下地にあるって思うとまた面白く見れる。

この映画の結末。
これがまたわかりずらい。
でも、いろんな所にヒントがちりばめられている。
例えば佐有里の浩紀の名前の呼び方。
「ヒロキ君」と「藤沢君」。
そして、全部見終わったら是非もう一度最初のシーンに戻ってほしい。
最初見た時にはつい見逃しがちだけれど、大人になった浩紀が最初に出てきているんだ。
そんでもって、最初にもどると「あれ?」そういうことだったの?って思う。
全部見てから最初に戻る。
そうすると「えー!」ってなる。
凄く切ない
是非これを体験してほしいものです。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
いろいろ粗削りだけれど、深い映画。
何度も見るとさらに深い映画。


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