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雲のむこう、約束の場所 (2004)383本目

「君の名は。」の元ネタ?雲のむこう、約束の場所

出演:
藤沢 浩紀役 吉岡秀隆
白川 拓也役 萩原聖人
沢渡 佐由理役 南里侑香

監督:
新海誠
お勧め度★★★☆☆

やばい!!
今月まったく更新せずに11月を終わらせてしまうところでした!
こんな臨時休業ばかりのカフェに足を運んでくださった方、ありがとうございます
いろいろと彷徨っておりましたが、やっと、やっと一つの場所にセトルすることが決まり、新居にネットも接続しました!
U-NEXTのお試し期間は終了し、現在Netflixのお試し中です。
使っているのはもちろんアマゾンファイアースティック!これ、本当に便利です。
他にもアメーバTVやYou Tubeもテレビで見れるっていうのが嬉しい。
アマゾンプライム会員でなくてもアマゾンアカウントを持っていればOK!
U-NEXTにはなかった「ウォーキングデッド」をシーズン1からフルエピソードコンプリートに挑戦中。
逆にアメリカに住んでいた時に見ていたドラマは全然日本で公開されていないので、見れないのですが
日本語字幕も吹き替えもなしでいいから放送してくれないかなぁ……ってそれは我儘言いすぎか!
またNetflixのお試しが終了したらいろいろ検討してみようと思っています。
さて、そういうわけで、今も絶賛人気中の「君の名は。」の新海監督のアニメを見てみました。

1996年の日本。
日本は戦争によって南北に分断されていた。
青森から北を蝦夷と呼び産国家群ユニオンは蝦夷に巨大な塔を建てていた。
青森に住んでいる中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は蝦夷の地の塔に憧れ、いつかそこへ行こうと飛行機づくりを密に行っていた。
その計画がクラスメイトの沢渡佐由理に知られ、彼女も共犯に。
しかし突然彼女が姿を消し、そして3年が過ぎた・・・。

初めてこの映画を見た感想は、

物凄く壮大な映画だけど、とにかくわかりづらい!

書きたいこと沢山あったんだろうけれど、それを90分にギュウギュウに詰め込んだらすごいことになっちゃった!って感じ。
ただ、予感や期待や余韻が漏れまくっていて、この映画が好き!っていう人の気持ちがわかる気がする。
とてもワクワクするのに、とても悲しい。

まずこの映画の設定ですが、なぜか日本が南北に分断されていて、青森から北は蝦夷(エゾ)と呼ばれている。
未来の話かと思ったら、分断されて塔が作られたのが「戦後直後の1974年」ってことになっていて、1996年という時代設定。
「戦後」っていったいなんの戦争なんだよ!ってことも語られず、蝦夷を支配しているというユニオンなる組織についても詳しくは語られません。
それ故に北海道がものすごい暗い未開の地みたいな怖さで迫ってくる。
そのちょっとぶっ飛んだ設定を受け入れられるかどうかでこの映画を楽しめるかどうかは決まってくるかも。
南北が分断されたせいで1996年の日本は今と全然違っています。
軍国主義の雰囲気が漂っているし、廃墟も沢山あるみたい。
いったい何がどうなってこうなったのかわからないけれど、「あったかもしれないもう1つの日本」ということみたい。
それがまた、ワクワク度を増しているといえばそうだし、なにこれ?と思ってしまう人もいるかもしれない。
そして、蝦夷に立っている巨大な塔。
その塔の存在も謎だらけ。
ただ、その塔を恐怖の対象でなく、あこがれの対象としてとらえた2人の中学生の男子と1人の中学生女子の青春がとても眩しい。

キャラデザはあんまり可愛くないけれど、相変わらず美しい映像。
青森が舞台っていうところもいい。
どこか実際に舞台になっているところがあるのかなぁと思ったら、結構ありました。
青森のベイブリッジが見える場所とか。
舞台になっている「南蓬田駅」ですが、実際に「蓬田駅」というところはあるのですが、この映画でモデルになっている駅はここではなく、「蟹田駅」らしいです。
青森、特に津軽は私にとって大切な場所なのでなんか嬉しい。
ちなみに津軽郡という場所は今は実際にはありません。
津軽郡は南、西、東、北、中津軽郡に分かれています。
そして個人的には津軽の中心は弘前って思っているので、その辺りが出てきてほしかったなぁ。
でもそうすると北海道からはかなり遠くなってしまうので、設定的に難しいか……
ただ、映画で使われている場所は今はかなり変わってしまっているみたいなので、聖地巡礼とまではいかないかも。

本当に謎めいたストーリーなのですが、「君の名は。」を彷彿させるようなシーンがいたるところにあります!
例えば「夢」がモチーフになってるところや、男の子が女の子を助けようと頑張るところとか、そして、浩紀と佐有里が手を合わせるシーンが「君の名は。」のシーンにそっくり!
これ新海監督が好きなシーンなのかな?
とにかく、「君の名は。」より複雑でもっとダークだけれど、これが下地にあるって思うとまた面白く見れる。

この映画の結末。
これがまたわかりずらい。
でも、いろんな所にヒントがちりばめられている。
例えば佐有里の浩紀の名前の呼び方。
「ヒロキ君」と「藤沢君」。
そして、全部見終わったら是非もう一度最初のシーンに戻ってほしい。
最初見た時にはつい見逃しがちだけれど、大人になった浩紀が最初に出てきているんだ。
そんでもって、最初にもどると「あれ?」そういうことだったの?って思う。
全部見てから最初に戻る。
そうすると「えー!」ってなる。
凄く切ない
是非これを体験してほしいものです。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
いろいろ粗削りだけれど、深い映画。
何度も見るとさらに深い映画。


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ほしのこえ (2002) 382本目

遠距離過ぎる二人 ほしのこえ

出演:
長峰 美加子役 武藤寿美
寺尾 昇役 鈴木千尋

監督:
新海誠
お勧め度★★★☆☆

「インターステラー (2014)」の時も思ったんだけれど、宇宙での時間の流れ方というのには、私のこの小さな脳細胞では全く持って理解できません
時間は相対的な物でなく、自分にとっても絶対的な物だから、自分にとって1分は1分で、地球で1時間だろうが、やっぱり1分だと思うんだけど。
まあ、その辺りの理論を上手く使った映画をご紹介!

時は2046年。
中学生だった昇と美加子は同じ高校へ行くことを疑いさえしていなかった。
しかし、美加子は宇宙への選抜メンバーに選ばれ、二人の遠距離メールが始まった・・・。

「君の名は。(2016)」で世界から絶賛され続けている新海誠監督の最初の映画。
実は私、彼の映画は全然見たことがなかったので、この機会に見てみました。
映画、といってもこちら、25分というとっても短い映画です

25分でこの世界観を表現するとは!

正直字幕がなかったので知らないカタカナ語には戸惑いましたが・・・。

たるしす?たるしあん?りしてあ?

前知識として、2039年に火星のタルシス台地というところで、文明の遺跡を発見。
その時に現れたタルシアンという、いわゆる「宇宙人」に全滅させられた。
そして人類は遺跡から回収したタルシアンのテクノロジーを使用して今度はタルシアンを倒そうとしていた。
宇宙のどこにいるかわからないタルシアンの調査隊件、撃退軍として国際宇宙軍、リシテア軍隊に選抜されたのが、美加子というわけ。
なぜ美加子?
辞退できないの?とかそういう疑問は置いといて、昇と美加子が宇宙と地球に離れ離れになるってところがポイントなのです。

壮大な遠距離恋愛!

最初見た時は「あれ?ガンダム?エヴァ?」と思うけれど、この映画は決してSFがメインではありません。
しかしなぜ宇宙にいかなきゃならんのかい!と思うけれど、これが実は大切な要素だったんだなぁ。
日本と外国でも十分に遠いけれど、まあ、会おうと思えば会える。
今時、ネットもメールもあるし。
でも、さすがに宇宙と地球では距離だけじゃない、時間までもが離れているっていうところが切ない・・・。

新海誠監督らしい美しいアニメですが、アニメーションのほとんどすべてを新海誠監督1人で作ったというだけあって、キャラクターの顔のバランスとかがめちゃくちゃで、全然可愛くない
しかも宇宙にいってまで、なぜ制服着てるんだろう、とか、体のバランスもオカシイなぁと思うんだけど、それでもこの強引な世界設定に引き込まれて、見入ってしまう。
不思議。

25分だから仕方がないんだけれど、
おいおい、こんなところで終わるんかい!

と、つい声を出しちゃうよ。
新聞記事でちょっと見える「シリウスで戦闘・勝利」の文字と「帰りのシュートカット・アンカーはまだ発見されていない」というメッセージ。
絶望的に思えるけれど、希望がある。
それでも全体的には「悲恋」としかいいようがない。
その感じが日本っぽいなぁと思った。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
この映画が新海誠監督の原点です、なんて言われたら、「ふーん、なるほどね」って思っちゃう作品です。


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君の名は。(2016) 370本目

邦画のいいところを寄せ集め!君の名は。

出演:
立花 瀧役 神木隆之介
宮水 三葉役 上白石萌音
奥寺 ミキ役 長澤まさみ
勅使河原 克彦役 成田凌

監督:
新海誠
お勧め度★★★☆☆

10月になってしまいました・・・。
急に寒くなってびっくり!
カリフォルニアに長らく住んでいたので冬服が極端に少なく、そろそろ素敵な冬服買い物に行きたいなぁ。
やっぱり日本って四季があるのが素晴らしいよね!
ってなわけで、今話題の日本のアニメ!

高校生の瀧と三葉。
彼らに突然訪れた「眠りに落ちると入れ替わる」という奇妙な現象。
でも実は入れ替わりには重要な理由があって・・・!

今全国、いや、全世界(?)で旋風を巻き起こしているこの映画。
ここまで話題になったらやっぱり見に行かなきゃ!でしょ、というわけで見に行きました。
一言でいうと、

「時をかける少女」と「転校生」と宮崎駿のなんかの映画を集めた感じ

つまり、私の好きな映画の要素がギューっと詰まってる!
面白くないわけがない!
これから見に行く人は是非、ネタバレなしで見に行ってほしい!
2人がなぜ入れ違うのが、その秘密が明かされる瞬間のトリハダ感を感じてほしい!

私は彼らが入れ違っている間のイチャコラ感をもっと楽しみたかったなぁというのが本音。
入れ替わってドジを踏んだり、その逆にいろんな事が上手く行ったり、ダイジェスト風に描かれているけれど、やっぱりその辺りの少女漫画路線のキュンキュンを楽しみたい私にとっては、「もっと見せてよ!」と思った。
ただ、これが面白いことに、男であるうちのBossは前半のイチャキュンは全然面白くなかったようで、後半の壮大なストーリーの方が断然面白かったと言っていた。
むしろ最初の方は「眠たかった」「これで終わったらどうしようか不安になった」とまで言いやがった!
まあ、もちろん、ただ高校生の男女が入れ替わってラブコメするだけの映画だったら、ここまでの盛り上がりはなかっただろうけれど、やっぱりそこがあるから後半が生きるわけで。
瀧と三葉が良い感じになる流れが映画では短すぎて少し強引にすら感じた。

他にも気になるシーンは結構ある。
今時の高校生なのにラインや電話をしないこととか。
暗転するシーンが多くて、そのたびに映画館で現実に引き戻されるとか
狙いすぎた演出にちょっと恥ずかしくなるところとか。
それと「立花瀧」という名前。
主人公の2人の名前には水に関することとか植物に関することとか、由来があるらしいんだけれど、「立花瀧」って

語呂の悪さが気になった

私が親で、立花という苗字だったら、子供に瀧という名前は付けないけどなぁ。
苗字だとずっと思ってたよ・・・。

でも、全体としてとてもよくできてるストーリー。
例えば三葉の友達のテッシーの部屋が一瞬写るシーンでも、彼が無線オタクっぽいことがわかる。
そしてテッシーはオカルトが好き、とか。
三葉の家の事情とか。
時間軸が行ったり来たりしているように敢えて見せているところとか。
三葉の家が神社でいろいろな行事があることとか。
前半で張り巡らされた伏線をちゃんと後半で回収しているところが素晴らしい!

ただ、映画の中できちんと説明されていない設定とかがあって、その辺りはちょっともったいない。
三葉のお母さんのことやおばあちゃんとこと。
女の姉妹しかいないとこととか。

映画で登場する場所が今聖地として大変盛り上がっているとのことで
一応舞台は岐阜県の飛騨市ということになっている。
でも実際に糸守町という町はなく、いろいろな場所の寄せ集めのようです。
例えばあの湖は長野県の諏訪湖がモデルだとか。
そして東京の風景も実際の場所がモデルになっていて、特にあの印象的な階段の場所は四谷の須賀神社。
そりゃあ、あそこまで忠実に再現されていたら、好きな人は行くよね。

高校生って何かいいよね、っていつも思うけれど、それはやっぱり日本で高校に通ったことがあるからなんだと思う。
アメリカの高校生ってなんか全然違うもん。
つまり、この映画をみて感じる郷愁のようなものは、日本で高校生をやったことがある人にしか本当の意味では伝わっていないんじゃないか、と思う。
まあ、ビバヒルを見てアメリカの高校生に憧れるような気持ちで世界の人達は見ているのかもしれないけど。
とにかく田舎の風景も都会の風景も、日本ってあんなに美しかったんだなぁと思わせる、映像の美しさはすごい。
それだけでも映画館で見る価値はあると思う。

今回声優陣も素晴らしい
私は基本的にアニメに俳優を起用するのは反対派だったけれど、この映画は違う!
みんな素晴らしかったです。
主役の2人はもちろんのこと、力の抜けた長澤まさみも、貫禄さえ感じる成田凌も良かった!
浮いている人が誰一人としていないという珍しいアニメでした。

そして音楽までもが計算しつくされていて素晴らしい
PVかと思わせるような曲の入り方とか。
特にテーマ曲の 「前前前世」なんかは「ここでそれか!」とゾクゾクしたよ!
なぜか映画の主題曲って、予告編とかで映像と一緒に見ているのに、 実際の映画ではエンディングにしか起用されてなくてがっかり!っていうケースが多いけれど、この映画にはRADWIMPSの曲が贅沢に散りばめられていて、満足!
いや、もっといえば、「前前前世」は何度でも使って欲しかったけど。

そこまで絶賛しといてなんで★三つなのかというと・・・。
素晴らしかったよ。
素晴らしかったんだけれど、やっぱりいろんな映画の大好きなところが集まって楽しめたけどそれ以上にはなれなかったというところ。
予想を裏切る展開だけれど、予想通りにまとまっていて、安心して観ることができるけれど、もっとワクワクが欲しかった。
前評判がよかっただけに、欲張り過ぎたのかもしれません。
ただ、絶対に見た方が良い!それは言える。
特に大林監督の映画を見たことがない人達にはとても新鮮で刺激的であることは間違いないし、心に残る名作になること間違いなし!です。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
是非映画館でネタバレなしで見てほしい!
日本が誇れるアニメ映画であることは間違いない!


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Author:ロココ
いらっしゃいませ。カフェへようこそ!
ここでは素人目線で映画について言いたい放題、アメリカから映画レビューをお届けしています。→日本に帰国しました!
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