スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜 (2011) THE IDES OF MARCH 189本目

政治が絡むと黒くなる スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜 (THE IDES OF MARCH)

出演:
スティーヴン・マイヤーズ役 ライアン・ゴズリング
マイク・モリス知事役 ジョージ・クルーニー
ポール・ザラ役 フィリップ・シーモア・ホフマン
アイダ・ホロウィッチ役 マリサ・トメイ
モリー・スターンズ役 エヴァン・レイチェル・ウッド

監督:
ジョージ・クルーニー
お勧め度 ★★★☆☆
あらすじは下記アマゾンリンクをご参照ください。

中央省庁を47都道府県に分散して人とモノの流れをもっと活発にしてやる!とか、
祝日を廃止して誰でも好きな時に2週間のバケーションが取れるような制度に変えてやる!とか、
そういう事を熱く語る小市民であっても、政治の話になったら口をつぐみます
私は勉強するのがどちらかというと嫌いじゃないんだけれど、やっぱり政治って難しいよね。
まずは制度を正しく理解することが大切。
アメリカに住んでいると4年に一度訪れる凄いイベント、アメリカ大統領選。
よく大統領は国民に選ばれた、なんていうけれど、実際に「うーん、私はオバマがいいから、オバマに一票いれよう!」何て感じで直接投票しているわけではありません。
ただ、大統領候補者の中から選んでいるという意味では国民が選んで投票した、ってことになる。
まず、選挙は民主党(the Democratic Party)と共和党(the Republican Party)から候補者を1人に決定する「予備選挙」と、両党のどちらか1人を大統領に決定する「本選挙」に分かれています。
「本選挙」ではそのどちらかを支持している「選挙人」を選んで投票します。
「勝者独占方式」と呼ばれている最多得票となった政党が州全体の選挙人の人数すべてを獲得できるため、過半数の人数を獲得した候補者が大統領となるわけです。
よくアメリカを色分けして説明したりしているのは、過半数にどれくらい近いかわかりやすくするためだね
まあ、この知識がなくても全然大丈夫な政治映画!
(私の理解自体が合っていることを祈る・・・)

マイク・モリス知事の大統領選挙キャンペーンチームで戦略担当を務めるスティーヴン。
仕事もプライベートも順調だったはずなのに、予備選挙中にライバルに呼び出されて、そこから次第に歯車が狂ってゆく。
政治の荒波に翻弄されたスティーヴンが取った切り札とは??

タイトルに「スーパー・チューズデー」とありますが、これは予備選挙の最大のヤマとされている選挙で3月第1週の火曜日に行われることから、こう言われています。
つまり、これは予備選挙の映画ってことだね。
というか、

タイトルでネタバレしとるやないかい!

じゃあ、誰が正義を売ったのか、ってことだけれど、まあ、普通に考えて主人公スティーヴンでしょう。
簡単にいうと、つまり、そういう映画です。

映画の始まりは選挙の話から始まるので、「なんか難しそうだな~」って早々に挫折しそうになりました
でも、インターンで入ってきた魅力的なモリーという女の子といい感じになって、彼女がなにか問題を抱えている!となったあたりから、どんどん面白くなってくる!
スティーヴンはちょっとしたことから、さらに荒波にもまれて困難にぶち当たっていきます。
でも、なんとか這い上がってくる!
その這い上がり方が黒い黒い
この映画は実際に、2004年の民主党大統領予備選挙に立候補したハワード・ディーンの選挙スタッフだったボー・ウィリモンが同選挙に着想を得て書いたお話を原作としてるってことは、多少の真実が入っているのか・・・?
だとしたら、当たり前だけど政治って黒いのね。

さて、今回主人公のライアン・ゴズリングですが、『きみに読む物語』で知られる彼。
Ryan_Gosling_Cannes_2011.jpg
子役から活躍しているらしいけれど・・・、私は全然彼の映画を見てなかった。
でも、絶品イケメンでもなく、ブサメンでもなく、品があって頭がよさそうな感じが今回の役にはまってた!
こういう役の時、いつもは眼鏡していないのに、パソコンや書類を見るときに眼鏡をかけるっていうのが、たぶん萌えポイント
どうでもいいことですが、近眼の人ってそういう時眼鏡かけるのかな?
私はコンタクトをしていない家にいる時は常に眼鏡をかけているので、書類を見るときに限ってってわけじゃない。
なんか、遠いところではなく、近いところを見るときに眼鏡をかけるって…老眼かい!とつっこみたくなった。
弱い近眼の人もそういう時眼鏡かけるのかなぁ?

美しいインターン役でエヴァン・レイチェル・ウッド。
Evan_Rachel_Wood_portrait_2009.jpg
この人も見たことあるなぁって思ったけれど、どちらかというとドラマに出演しているみたいで、なにかピンとくる映画がありませんでした。
でも怪しげな感じがすごくいい!
とても20代前半のインターン生とは思えない色気がある

そして脇を固める豪華俳優たちも良かった。

ただ、映画を見終わったあと、「あれ?それで?」ってなるんだよね~
まあ、こういう事が選挙でありましたよ、そしてこれからもこういう政治の世界でやっていきますよ、っていう話なんだろうけれど、正直後味悪いです。
それと、結構突っ込みどころも満載で、警察沙汰になった時に携帯電話の通話記録や留守録、テキストなんかは調べたりするんじゃないか?とか、あんなに情熱的なポールが結構あっさり身を引いたりしちゃってるとか、話の展開的に無理があるなぁと思うこともある。
でも同時にうまいこと罠にはまっていく、はめられていく所も面白い。

原題のThe Ides Of Marchは「ジュリアスシーザー」の中の一節から。
カエサルが占い師に「3月15日に気をつけなさい」と言われ、実際にカエサルが暗殺された日のこと。
この日と、3月のスーパーチューズデーをリンクさせてタイトルにしたのかな?

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
政治映画といっても、人間ドラマなのでかなり見やすいです。
でも、気分が落ち込んでいるときには観ちゃダメ!
結構ショッキングな映画なので・・・。


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スーパー・チューズデー ~正義を売った日~ (試写会)

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