47RONIN (2013) 47RONIN 243本目

武士の魂 47RONIN (47RONIN)

出演:
カイ役 キアヌ・リーブス
大石内蔵助役 真田広之
ミカ役 柴咲コウ
吉良上野介役 浅野忠信
ミヅキ役 菊地凛子
大石主税役 赤西仁

監督:
カール・リンシュ
お勧め度 ★★★☆☆
あらすじは下記アマゾンリンクをご参照ください。

度々キアヌ・リーブスの映画を取り上げては「スピード以来パッとしない」と言い続けてきたけれど。
まあ、新作の「ジョン・ウィック」(レビューはこちら)でも、私としてはそれほどピンと来なかった。
巷では評価がかなり低かったこちらの映画、「47Ronin」ですが、ついに見ました!

史実とは異なる別の世界の江戸時代中期の元禄期。
ある浅野内匠頭は森の中で天狗に育てられたと言われる少年「カイ」を救い、赤穂の国で暮すことを許した。
その後吉良上野介を討ち損じて切腹になった浅野内匠頭の代わりに、その家臣である大石内蔵助達47人が、吉良を討とうと誓う。
そして、そこにカイの姿もあった・・・!

いや、面白かったよ!

日本が舞台になっていたり、日本人が出演しているハリウッド映画って、時々かなりのなんちゃってニッポンが出てくるんだけれど、この映画は日本人として武士の生き方や誇り、リスペクトを感じた。
みんなが言うほどひどい映画ではないと思うけど。
特に皆が一致団結するシーンは鳥肌ものでした。

この映画は「赤穂事件」が元になっているので、この元の史実を知っているとさらに楽しめる。
と、言っても実は私はよく知らなかったんだよね~。
あれでしょ、年末によくテレビでやってたやつ。
松之大廊下で切りつけるやつ。
でも、子供の頃は時代劇自体に全然興味がなかったので、正直全く覚えていません。
日本の歴史に関しても疎い私
ちゃんと勉強しないとダメですね!

この「赤穂事件」は人形浄瑠璃や歌舞伎の「忠臣蔵」として知られていて、テレビで見ていたのはここから派生した時代劇だったようです。
したがって、史実とは多少違っているのかも。
それでも流れとして、大石内蔵助達47人が浅野内匠頭の仇討をしようと団結するっていうのは同じ。
もちろん、この映画にでてくるカイやミカは架空の人物です。
この史実を大胆にSFに変えちゃったのがこの映画。
そもそも最初に吉良が浅野に切り付けられたのにはいろいろな理由があったようなのですが、史実だけを考えるとどうにも納得いかない。
これを吉良とミヅキの策略とすり替えるほうが、物語としては面白い。
その辺り、創作部分は素直に面白いと思えた。
そうじゃないと、吉良への復讐を正当化できないし、赤穂浪士達に感情移入できないもんね。
吉良さんには悪いけれど、ここではっきりと悪役を確立する方が映画としては面白くなっていると思う。

日本は昔から「もののけ」がいたというから、このSFチックな感じもそれほど私は嫌いじゃない。
最初、別に日本が舞台じゃなくていいじゃん、と思ったけれど、こういう欧米とは違う不思議な雰囲気が日本にはあるんだよね。

おそらく一番の問題は「日本が舞台で日本人が出演しているのに全編英語」ってところだと思う。
だけど、よく考えたら、ハリウッド映画はどこが舞台でも全部基本英語です。
だから、これも辻褄が合っている。
英語吹き替えで見ている映画と理解すれば全然受け入れられた。
しかも、役者陣は英語がうまい!
気になったのは柴咲コウと菊池凛子くらい。
柴咲コウは驚くほど発音はいいんだけれど、セリフが棒読み
お姫様だからこういう話し方なのかな~?
でも、たぶん日本語で演技していたら、全然違っていたと思う。
そして菊池凛子は相変わらずの聞き取りずらい凛子風英語です。
ハリウッド映画に結構出演しているのに、なんでだろ?
1人だけ何か浮いている・・・。
そういう点で素晴らしかったのは真田広之と赤西仁。
ナチュラルな発音というだけでなく、英語はリズムが大切。
短くなったり、長くなったり、リズムとテンポが自然で聞き取り易かった。
全部を綺麗に発音するだけではロボットみたいな棒読みになっちゃうんだよね。
その点、本当に話せるからかもしれないけれど、二人の英語の演技はとっても自然で良かった!
その他、脇を固めている俳優陣も英語に関してはかなり自然で見ていて違和感がないくらい。
どうやら日本語の吹き替えバージョンというのがあるみたいです。
これ、気になる!きっとかなり良い出来なのでは、と思います!
やっぱり日本語で見たかったなぁ。
まあ、でもキアヌが日本語話せないから、どうしようもないんだけどね

映像もとても美しく、もちろん江戸時代にはありえなかった装飾等が使われていますが、それでもわざわざ映画にした意味があると思わせる映像美。
哀しい赤穂浪士の結末に、美しい映像が重なって、ちょっと感動してしまいました・・・

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
あんまり面白くなかったという人は、改めて日本語吹き替えで見るのがいいかも!!


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SF殿中

え、これSFなんですか。一応あらすじも見ましたけど、
そんな感じはせんかったなあ。まあ、妖術とかいう件は
それっぽいが…。
おっしゃる通り、あんまし評判よろしくなかったようで未見
なんですが、ロココさんのレビュー読んで気になりました。
機会あれば観てみます。

英語の件、私なんぞは全く聞きも喋りもダメなんですが、
真田さんは上手いと感じますねえ。何というか実に自然
な感じで、テンション低いボソボソ言うセリフの時でも
ごく普通に英語に聞こえるし。結構好きな俳優さんです。

日本が舞台で日本人が出てて全編英語って、『スキヤキ
ウェスタンジャンゴ』という、タランティーノの怪作があり
ましたけど、これはちょっと様相が異なるようですね…。
ま、アレはアレで結構面白かったが…。

Re: SF殿中

そうですね~!かなりのファンタジーです!
というのも、これを舞台が本当の江戸時代とか考えてしまうと全然辻褄が合わないし、史実とも違うし、そういう意味で楽しめないと思います。
あくまで、別の次元に存在したかもしれない江戸時代の日本と考えると、なんでもアリ、なんで。
私は赤穂事件を詳しく知らなったので、逆に楽しめたのかも。
赤穂浪士が最後どうなったかよく知らなかったので、彼らの姿はとても荘厳で勇敢で、感動しました。
アメリカでも相当に評判が悪かったのですが、私は楽しめましたよ~!
是非機会があれば見てみてください。

真田広之は「サンシャイン 2057」の時から比較してもかなり英語が上手くなっている感じがありました。
それだけでなく、やっぱり表情や演技も渋くて最高!
かなりファンなので、贔屓目に見ているかもしれませんが・・・(^-^;
まあ、それでも日本語の方がよいでしょうけどね・・・。

「スキヤキウェスタンジャンゴ」は見てませんでした!
チェックしてみますね!
怪作と聞くと興味湧きます~!

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