FC2ブログ

リリーのすべて (2015) THE DANISH GIRL 307本目

美しくてもやっぱり男 リリーのすべて (THE DANISH GIRL)
(日本公開は2016年3月18日)
The_Danish_Girl_(film)_poster.jpg

出演:
リリー・エルベ(エイナル・モーゲンス・ヴェゲネル)役 エディ・レッドメイン
ゲルダ・ヴェゲネル役 アリシア・ヴィキャンデル

監督:
トム・フーパー
お勧め度★★★☆☆

昨日に引き続き、性に悩む人々のお話。
「キャロル」も「リリーのすべて」もアカデミー賞にノミネートされたことで話題になりましたが、やっぱりちょっと問題提起しているような映画が好きだよね。
そして、実話ってのがアカデミーの大好物。

1920年代初頭のデンマークの首都コペンハーゲン。
画家のエイナルと同じく画家のゲルダ。
ある日ゲルダがエイナルに絵の女性モデルをしてくれるように頼んだのがきっかけで、エイナルは内なる真の自分、女性の自分に気が付く。
エイナルへの愛と彼がリリー・エルベに変わっていくなかで悩むゲルダ。
2人の愛の物語。

こちら、デヴィッド・エバーショフの小説『世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語』 が原作。

原作は小説ですが、実在するリリー・エルベとその妻ゲルダの物語です。
もちろん、すべてが真実というわけではなく、ゲルダは再婚もしているので、その辺りは映画らしく美しくまとめています。

今回この難しい役に挑んだリリー役のエディ・レッドメイン。
Eddie_Redmayne.jpg
監督は脚本を読んだときすぐに彼をキャスティングしようと思ったというほど、イメージにピッタリだったそう。
確かに男の格好をしている時はとても艶めかしくて美しいんだけど・・・・

女装姿は美しくてもやっぱり男・・・

確かに美しい、うつむき加減なところや、しぐさ、ささやくような話し方。
すらっとしてきゃしゃな体型。
途中でドキリとするヌードシーンがあるのだけれど、それはそれはみずみずしい果物のように美しい。
でも、背がでかい!
美しんだけど、やっぱり男なんだよねぇ。
というのも、妻のゲルダが美しすぎる!
たぶん、それが原因。
まあ、かといって他にこの役を誰がやれるのか、って考えるとやっぱり彼しかいないのかも。

その妻ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデル。
Alicia_Vikander_2015_Comic-Con_03.jpg
ついこの前見た「Seventh Son (2015)」(日本公開未定)に出演している時、あまりに美しくて目が離せなかったけれど、その彼女が今回リリー同様難しい役に挑戦!
そして、アカデミー賞助演女優賞を受賞しています。
彼女が美しすぎて、リリーの美しさがぼやけてしまうという残念な結果に!
アリシアのヌード姿もとても綺麗!

リリーは世界で初めて性転換手術を受けた男性として有名です。
卵巣や子宮を移植するところまでやっている。
実際には拒否反応がおきて、臓器としては機能しませんでしたが、その意志がすさまじい。

そこまでするか!?

一生懸命リリーを理解しようとする妻ゲルダ。
途中で可哀想になったよ。
だってさ、妻のことも愛してる、でも自分は自分が何者かを知りたい、本当の自分になりたい、女になりたいって、ちょっと我儘じゃない?
夫が他の人を好きになったらこれは裏切りですよ!
「私も女性になって好きな人と結婚したい」って、じゃあ、妻の立場はどうなるんだよ
愛する人の事は完全に後回しで、自分、自分、って感じが共感できなかった。
性転換手術の費用とか、仕事もしてないリリーはどうやって稼いだのかしら?
それは私が自分の性に対して疑問がなく、悩みがないから、かもしれないけれど、リリーのような人は特に自己顕示欲が強いなぁと常に思っている。
人間って、自分が何者なのかなんて、一生かかってもわからず死んでいく生き物なのに、性に対してだけは白黒はっきりつけようとするってなんだか疑問。
アイデンティティーなんて言葉だけはしっかりしているけれど、その存在そのものは曖昧で不確かな物。
それを追及するのはいいけれど、自分が男として妻を選び、結婚した選択に関しては責任を負わないって・・・。
私は女性だからか、妻の方に共感してしまった。
夫を愛してる、だから理解したい、だからリリーを助けたい、でも愛する夫に自分を愛してほしい、戻ってきてほしい。
結婚までしたのに、まるで永遠の片思い。

このゲルダ役はキャスティングが難航したようで、でもアリシアが美しすぎるという点以外はかなりはまり役です。
女性の強くて弱い部分を上手く表現している。

私は実在するリリー・エルベの生涯について知らなかったので、結末は結構衝撃的でした。
決してバッドエンドではないと思うのだけれど、リリーは本当に幸せだったのだろうか・・・。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
これまた、人を選ぶ映画だと思うけれど、あの時代に存在したリリーの壮絶な生涯。
いよいよ来週から日本劇場公開!


人気ブログランキングへ
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村
関連記事

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

リリーのすべて

わたしはリリー 公式サイト http://lili-movie.jp 実話を基にした映画 原作: リリーのすべて (デヴィッド・エバーショフ著/ハヤカワ文庫)監督: トム・フーパー  「英国王のスピー

コメントの投稿

非公開コメント

映画はそうなんですね

この映画、見たいと思ってたんですよ。
主役がエディ・レッドメインだったんで。
この人が、「博士と彼女のセオリー」でホーキング博士を
演じたのを見てびっくりしたし(本物に見えたw)

エディ・レッドメインってモデルとかもやってたんですよね。
だからデカイんでしょうねぇ。
家柄もいいし顔もいいしスタイルもいい、演技力あって・・
私もそういう人に生まれたかったww

Re: 映画はそうなんですね

姐さん、

コメントありがとうございます!
> この映画、見たいと思ってたんですよ。
> 主役がエディ・レッドメインだったんで。
> この人が、「博士と彼女のセオリー」でホーキング博士を
> 演じたのを見てびっくりしたし(本物に見えたw)
私、まだ見てないんです~!
でも、アカデミー賞も受賞しているから、きっと素晴らしんでしょうね!
2年も続けて実話の主人公っていうところもすごい!
ただ、もっと凄いのは、今年、「リリーのすべて」でアカデミー賞にノミネートされたのに、『ジュピター』でゴールデンラズベリー賞の最低助演男優賞を受賞するって・・・(笑)

> エディ・レッドメインってモデルとかもやってたんですよね。
> だからデカイんでしょうねぇ。
> 家柄もいいし顔もいいしスタイルもいい、演技力あって・・
> 私もそういう人に生まれたかったww
私もそういう人に生まれたかったです(笑)
確かにすごく綺麗なんです。
彼の女装が美しいととても評判いいのですが、私にはちょっと・・・是非、姐さん、劇場で見て確かめてください!

「博士と彼女のセオリー」って

演技力には脱帽するんですが、
映画の内容をいいと思うかどうかはよくわかんないですね。
というのも、この「リリーのすべて」でロココさんが感じたような
ことを感じてしまうんですね、ホーキング博士について。
糟糠の妻と離婚して他の人と結婚したりするので。
まぁ映画なので現実とは違うんだろうけど。。

演技としてはすごい~って思ったけど
ちょっと後味悪いかなって思いましたね。
ディ・レッドメインがイケメン役ででるような映画を見たいw

Re: 「博士と彼女のセオリー」って

姐さん、

コメントありがとうございます!

> 演技としてはすごい~って思ったけど
> ちょっと後味悪いかなって思いましたね。
> ディ・レッドメインがイケメン役ででるような映画を見たいw

実話だから仕方がないのかもしれないけど、人によって捉え方が全然違うように思います。
同じような経験をしている人には、リリーの生き方は素晴らしく感じるかもしれないけど、私は完全に奥さんの立場で見てしまったので、嫌悪感すら感じてしまいました(°_°)
後味悪いです…
レ ミゼラブルなんか、どうでした?役柄的には多分イケメンの役だったし、なんといっても歌が素晴らしかったですー!
「博士と彼女のセオリー」は今月には見ようかなー、と思ってますー!

関連タグ

お勧め度★★★☆☆ 土井裕泰 有村架純 野村周平 伊藤淳史 お勧め度★★★★☆ アーミル・カーン カリーナ・カプール ラージクマール・ヒラーニ シャルマン・ジョシ R.マドハヴァン ダコタ・ファニング ヘンリー・セリック テリー・ハッチャー 二宮和也 原田眞人 吉高由里子 木村拓哉 ゲイリー・ロス サンドラ・ブロック アン・ハサウェイ オークワフィナ ミンディ・カリング サラ・ポールソン ケイト・ブランシェット リアーナ レベッカ・ファーガソン クリストファー・マッカリー サイモン・ペッグ ヘンリー・カヴィル ミシェル・モナハン トム・クルーズ ジャスティン・セロー テイト・テイラー エミリー・ブラント ヘイリー・ベネット コリン・ファース シャロン・マグワイヤ パトリック・デンプシー レニー・ゼルヴィガー ニコール・キッドマン スタンリー・キューブリック ギレルモ・デル・トロ ダグ・ジョーンズ イバナ・バケロ 伊藤歩 西谷弘 斎藤工 上戸彩 アビゲイル・ブレスリン キャサリン・ゼタ=ジョーンズ スコット・ヒックス アーロン・エッカート ジェイソン・ステイサム キム・ベイシンガー ウィリアム・H・メイシー クリス・エヴァンス デヴィッド・エリス エマ・ストーン ジョン・レジェンド ライアン・ゴズリング お勧め度★★★★★ 臼田あさ美 長谷川博己 富田靖子 ライアン・レイノルズ T・J・ミラー モリーナ・バッカリン アンソニー・ルッソ クリス・ヘムズワース マーク・ラファロ スカーレット・ヨハンソン ロバート・ダウニー・Jr ジュリア・スタイルズ マット・デイモン ジョアン・アレン ポール・グリーングラス デヴィッド・ストラザーン ポール・W・S・アンダーソン ミラ・ジョヴォヴィッチ エヴァ・アンダーソン アリ・ラーター ローラ ダグ・リーマン フランカ・ポテンテ クリス・クーパー 南里侑香 吉岡秀隆 萩原聖人 新海誠 鈴木千尋 武藤寿美 ローラ・ダーン サム・ニール ティア・レオーニ アレッサンドロ・ニヴォラ ジョー・ジョンストン ヴィンス・ヴォーン ヴァネッサ・リー・チェスター リチャード・アッテンボロー ジュリアン・ムーア スティーヴン・スピルバーグ ジェフ・ゴールドブラム ウィル・フェレル ポール・ラッド クリスティナ・アップルゲイト フレッド・ウィラード アダム・マッケイ スティーヴ・カレル デヴィッド・ケックナー ルーク・ブレイシー レイ・ウィンストン エドガー・ラミレス エリクソン・コア テリーサ・パーマー 滝藤賢一 吉田羊 福山雅治 大根仁 リリー・フランキー 二階堂ふみ ジェイク・ジレンホール ダンカン・ジョーンズ ヴェラ・ファーミガ コディ・スミット=マクフィー ディラン・ミネット マット・リーヴス クロエ・グレース・モレッツ 中村義洋 坂口健太郎 竹内結子 佐々木蔵之介 橋本愛 シャイア・ラブーフ ビリー・ボブ・ソーントン D・J・カルーソー 成田凌 長澤まさみ 上白石萌音 神木隆之介 リチャード・ギア テオ・ジェームズ シャーリーズ・セロン セドリック・ニコラス=トロイアン ジェシカ・チャステイン ローズ・バーン ブライアン・シンガー マイケル・ファスベンダー ジェニファー・ローレンス オスカー・アイザック ジェームズ・マカヴォイ タイ・シェリダン エヴァン・ピーターズ ソフィー・ターナー ニコラス・ホルト ヒュー・ジャックマン タロン・エガートンお勧め度★★★★☆ デクスター・フレッチャー クリストファー・ウォーケン ヤーロー・チーニー クリス・ルノー 沢城みゆき 永作博美 設楽統 日村勇紀 竹下景子 岡田准一 香川照之 イーサン・コーエン ジョエル・コーエン ジョナ・ヒル ジョージ・クルーニー ジョシュ・ブローリン チャニング・テイタム アンガス・マクレーン アンドリュー・スタントン 浅野温子 柴田恭兵 舘ひろし 仲村トオル 木の実ナナ 村川透 夕輝壽太 吉川晃司 ダニー・デヴィート ティム・バートン ミシェル・ファイファー マイケル・キートン ジャック・ニコルソン ロバート・ウール パトリック・ウィルソン フランセス・オコナー ジェームズ・ワン エディ・レッドメイン フェリシティ・ジョーンズ マキシン・ピーク チャーリー・コックス ジェームズ・マーシュ ピーター・ウェラー お勧め度★★☆☆☆ ジュディ・デイヴィス デヴィッド・クローネンバーグ イアン・ホルム ザック・エフロン セス・ローゲン ニコラス・ストーラー デイヴ・フランコ セレーナ・ゴメス サム・ロックウェル カイル・キャトレット ケネディ・クレメンツ ローズマリー・デウィット サクソン・シャービノ ギル・キーナン オリヴァー・ロビンス ヘザー・オルーク ドミニク・ダン レイグ・T・ネルソン トビー・フーパー クジョベス・ウィリアムズ ロニー・デル・カルメン ピート・ドクター エイミー・ポーラー トム・ハーディ レオナルド・ディカプリオ ウィル・ポールター 濱田岳 古田新太 高嶋政宏 小栗旬 山田孝之 向井理 柴咲コウ 水原希子 ナオミ・ワッツ アーミー・ハマー ケビン・コスナー ジェニファー・ガーナー チェン・カイコー ヘザー・グラハム ジョセフ・ファインズ ガル・ギャドット コリン・サーモン アリエル・ブロメン アマウリー・ノラスコ マイケル・ピット トミー・リー・ジョーンズ ゲイリー・オールドマン デヴィッド・モース アンソニー・ホプキンス アントン・イェルチン ミカ・ブーレム スティーヴン・キング スティーヴン・シャインバーグ マギー・ギレンホール ジェームズ・スペイダー ジェレミー・デイヴィス ラナ・ウォシャウスキー ショーン・ビーン ミラ・クニス リリー・ウォシャウスキー ジョーイ・ファトーン ジョエル・ズウィック イアン・ゴメス ジョン・コーベット ニア・ヴァルダロス ジョシュ・ゴードン ジョン・ヘダー ウィル・スペック ルイ・レテリエ スー・チー カーク・ジョーンズ ジョン・ステイモス ダニー・ボイル ファン・カルロス・フレスナディージョ キャサリン・マコーマック ジェレミー・レナー ロバート・カーライル イモージェン・プーツ ダイアン・レイン ジェシー・アイゼンバーグ エイミー・アダムス ベン・アフレック ガル・ガドット ザック・スナイダー ロベルト・シュヴェンケ アンセル・エルゴート マイルズ・テラー シャイリーン・ウッドリー ショーン・アンダース リンダ・カーデリーニ マーク・ウォールバーグ トム・ハンクス マーク・ライランス オースティン・ストウェル エドワード・ジェームズ・ハイランド エイミー・ライアン マイケル・ペーニャ リドリー・スコット 

プロフィール

ロココ

Author:ロココ
いらっしゃいませ。カフェへようこそ!
ここでは素人目線で映画について言いたい放題、アメリカから映画レビューをお届けしています。→日本に帰国しました!
基本はネタバレなし!ゆっくりしていってくださいね。
リンクフリー、TB大歓迎、古い記事でも気軽にコメントして下さい。

PR
クリックしてね☆
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
メールフォーム
コメント欄にはちょっと書きずらいなぁ・・・という方!お気軽にメールください☆

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR