
The Boss (2016) 332本目


出演:
Michelle Darnell役 Melissa McCarthy
Claire Rawlins役 Kristen Bell
Renault役 Peter Dinklage
監督:
Ben Falcone
お勧め度★★★☆☆
「ガールスカウトのクッキーはまずい」
これは私が長年思っていることだけれど、口に出せずにいること(言っちゃった~~

アメリカ人の中にはこのガールスカウトクッキーが大好きで、売り出しのシーズンになると大量買いする人までいる。
私の口に合わないだけなのか、それとも、いつも余り物ばかりを買わされるので美味しい奴にありつけてないだけなのか・・・。
とにかく値段が結構高い癖に美味しくないです。
結局どうしようもない時に食べるけど、ひと箱食べ終わる前に湿気てしまって、さらにまずくなる。
スーパーでいつも大安売りしているChips Ahoyの方が100倍うまい。
これね↓

うちのBossはそもそもクッキーが嫌いだから、当然ガールスカウトクッキーも買うだけで食べない。
でも私はクッキー大好きなの。
だからこそ、美味しいクッキーであってほしい!
ガール達が頑張って売っているのに、このクオリティの低さはいったいなんなんだ!
それとも、何か体に良いものだけを使っているから美味しくないのかなぁ?
とにかく、もう少し改良してほしいです。
確かに彼女達のためにお金を出すのはいいけれど、捨てるようなものを買ってもしょうがないし。
ガールスカウトクッキーが大量に売れ残っていて、1万個ほど廃棄になっているというニュースを昔見たなぁ。
なぜだろう?
まずいからだろう!!
注文しすぎて売れ残っているらしいですが、美味しかったらもっと売れるよね。
そしてこのガールスカウトクッキーの売上って何に使われているの?
私は子供がいないから、そういうこと全然知らない。
まあ、ちゃんとしてるんだろうけど、そういうガールスカウトのことをちょっと斜めに見ている人には最高に面白い映画。
ミシェルはビジネスで成功した大金持ち。
なんでも自分の思い通り。
でもある日、インサイダー取引で逮捕され、すべてを失った。
元々孤児だったミシェルは出所した後も頼るところがない。
そこで、元彼女のアシスタントだったクレアの家を訪ねるが・・・。
申し訳ないけれど、私、なんだかメリッサ・マッカーシーって好きじゃないのよね。
なぜだろう・・・。
そしたらうちのBossが「なんだかこの人って下品だよね」と言った。
そう!そう!そうなのよ

でも、アメリカのスタンダップコメディーの女性って正直、下品な人が多い。
やっぱり下ネタか、顔芸で笑わせようとするからだろう。
でも、この映画を見て、少し彼女に対するイメージが変わった!
なかなか良かったよ!

メリッサが演じるミシェルはまさに私がメリッサに感じていたそのものの女性。
下品、傲慢、思いやりがない、自分勝手。
でもね、もしかしたらメリッサはそんな女性ではないのかも、と思わせる。
なぜなら、そういうミシェルを演じていて、彼女がぶち当たるいろんな壁を乗り越える姿を見ていたら、本当のメリッサが見えてくるような気がした。
もちろん、ミシェルはすぐに改心するような人間ではないけれど、人間には良い所と悪い所があるんだって改めて思わされた。
見る人の見方によって全然違うんだなぁって。
この映画はミシェルが逮捕されて改心して・・・という映画では全然ありません。
ミシェルは鈍感過ぎて自分がどれだけ人を傷つけてきたかに全然気が付いていない。
そして、ミシェルのそういうどうしようもない所をみんなで笑う、という映画です

もともと、ミシェルに全然思い入れがないから、むしろ「ざまーみろ!」と思って笑ってしまう。
それでも、最後彼女を応援したくなるから、それがきっとメリッサマジックなんだろうね。
今までもそういうどうしようもない女性の役が多かった彼女だけれど、今回は他の映画と違ってなぜかとても気持ちよく見れました。
しかしながら、評判はあまりよろしくないこの映画。
私は面白かったけどな~!
まあ、ありがちなストーリーといえばその通り。
そして、どうしてミシェルが孤児からここまでの大金持ちになったのかや、どうやってその後のビジネスで成功したかとか、そういう難しいことは全く描かれません。
だからミシェルという人間像が深堀できていないので、ストーリーとして薄っぺら感はある。
そして、もっと盛り上がれるだろう!というエピソードもなんとなく不完全燃焼で終わってしまっていて、もったいない・・・。
でも、これ、コメディーですから。
ミシェルがどん底に落ちていく姿を皆で笑う映画なんですよ。
そして中盤にあるガールスカウトでブラウニーを売るという展開。
これが好き。
やっぱりまずいクッキーなんか売ってられっか!ってことでしょ(いや、映画ではそうは言ってないが)。
本当にガールスカウトを一生懸命やっている親子には怒られそうな展開ですが、ここが笑える。
ミシェルがどん底に落ちるのを十分に笑った後、ここに来て、ここから彼女達を応援したくなる!
今回主役のミシェル役、メリッサ・マッカーシー。
s.jpg)
このミシェルという人物、彼女の中には以前から舞台などで披露していたキャラとして定着していたらしく、本当に自然になりきってます。
こういうのってやっぱりあるのかね?
コメディアンの人って結構自分のオリジナルキャラあるよね。
私はすぐに友近を思い出しました。
そして、今回の監督は彼女の旦那様。
彼もまたコメディアンで、彼女とはいくつも仕事を一緒にしている。
実はメリッサ、別の映画のために(ゴーストバスターズですヨ!)ちょっと痩せたらしいです。
いや、全然わからないけど。
そして、そのせいで長年続いていたドラマ"Mike & Molly"が終了するとか。
いや、そのせいでっていうのは、あくまで噂だけど、太っているカップルが主人公なので、彼女が痩せたことでドラマ終了・・・ま、そんなわけないか?!
大人の事情がいろいろあるんでしょうな。
結構可愛らしい人なので、もう少し痩せた方がいいと思うけどね。
そして今回元アシスタントのクレア役でクリスティン・ベル。

可愛いのに面白い!
彼女とメリッサのおっぱいファイト(?)は見ごたえありです。
いや、決して色っぽいシーンではありません。
コメディーですからね!
でも、女性ならではというネタだし、クリスティン・ベルがやってると、面白い。
残念なのは、この映画、イケメンが1人も出ていないということかな~?(いや、もしも見過ごしていたらごめんなさいね:笑)
この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
残念ながら現在日本公開未定のこの作品、でも結局「タミー」とかも公開になったから、公開するんじゃないかなぁ。
今までの映画では一番良いメリッサだと思います。

人気ブログランキングへ

にほんブログ村