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アトランティスのこころ (2001) HEARTS IN ATLANTIS 333本目

不思議なおじさんと出会う アトランティスのこころ (HEARTS IN ATLANTIS)
(日本公開は2002年)

出演:
テッド・プローディガン役 アンソニー・ホプキンス
ボビー・ガーフィールド(少年時代)役 アントン・イェルチン
ボビー・ガーフィールド(大人時代)役 デヴィッド・モース
キャロル・ガーバー役 ミカ・ブーレム

監督:
スコット・ヒックス
お勧め度★★★☆☆
あらすじは下記アマゾンリンクをご参照ください。

あんまりマメには更新しないけれど、Facebookをやっている。
Facebookをやっていて驚いたことは、今まで何十年も音信不通だった友人と繋がるところ。
子どもの頃、いろんな事情でなかなか会えなくなった時、いつも「手紙書くね」とか「ずっと友達だよ」なんて言っていたのに、環境が変わって落ち込んでいるのはほんの1週間くらいなもので、すぐに新しい友達と楽しくやって、手紙も書かなくなって、会うこともなくなって・・・。
そうなると今度いざ会おう!となってもなかなか連絡が付けられなかったり。
でも、そういう子供時代のちょっとした気まずさも、なぜか大人になるとすっかり忘れて、「久しぶり~!」とまるでなんでもなかったかのように繋がれる。
それがFacebook
特に私は過去の悪行に関してはすべて忘れているので、今となっては気まずさなんて全然ないのだけれど、自分からは友達申請しない。
大抵の大人はそういう子供時代のことは忘れたか、もしくは覚えていても水に流しているが、中にはしぶとく覚えている人もいて、もしかしたら相手が私となんか繋がりたくないかもしれないしね。
それと悪行以外にもいろんな事を忘れていて、名前を見ても確信がなかったり、写真見てすら確信がなかったりするので、自分からは申請できないのです~
まあ、そんなに真剣にはやってないので、別にいいんだけどね・・・。
でも、子供時代の友達って、なんだかいいよね。
過去だからこそ、キラキラしている、そんな映画。

父を亡くして、自己中心的な母と二人でくらすボビー。
彼の家へ不思議な老人、テッドが彼の家の二階に引っ越してきてから、すこしだけ彼の生活が変わった。
「仕事」としてテッドに新聞を読んだり、自分への追手の情報がないか調査したり。
ボビーの少年時代のお話。

この映画はスティーヴン・キング1999年に発表した小説"Hearts in Atlantis"の映画です。

ただ、小説の中の一部だけしか映画になっておらず、だからなのか、一応完結しているのだけれど、何か物足りない感じはある。

ちょっと不思議なお話。

何処までが本当で、どこまでが嘘なのか。
テッドは何者なのか、いったい何に追われているのか。
そういうこと、一応なんとなくはわかるんだけれど、ボビー目線で描かれているので、それが本当のところどうなのか、正直、はっきりしない・・・
いろいろ想像してみてみたけれど、結局のところボビーの楽しくて不思議な「あの夏」的な映画になっている。
たぶん、小説ではそこから派生してもっと大きな話になっているのだろうと思う。
というのも、この小説は下記の5つの部分からできているのだけれど、
1."Low Men in Yellow Coats"
2. "Hearts in Atlantis"
3."Blind Willie"
4. "Why We're in Vietnam"
5. "Heavenly Shades of Night Are Falling"
映画はその中で1と5をベースにしているらしく、タイトルになっている"Hearts in Atlantis"すら入っていない!
それならなぜ、このタイトル・・・?
監督が言うには"Atlantis"が失われた子供時代を意味しているからこのタイトルを選んだらしいのだけど。
ただ、あらすじを読んだ限りではこの"Hearts"はカードゲームのことらしい、邦題に関してはハーツと心をかけているのかな?
残念ながら小説を読んでいないので、比較はできませんが、この小説はキング先生のライフワークといえる「ダーク・タワー」にもつながっているそうで、それを映画で表現するにはまあ、無理があったということかな?
なので、ジャンル的には「スタンド・バイ・ミー」を軽くした感じに出来上がっています。

主役のボビー役アントン・イェルチン
Anton_Yelchin_2011.jpg
今は大人になっていますが、とにかく可愛い!
物分かりが良くて我慢強くて、賢くて、優しくて。
どうしてあんな自己中心的な母親からこの子?

キャロル・ガーバー役にミカ・ブーレム。
Mika_Boorem_02.jpg
彼女も大人になっていますが、とにかく綺麗!
子どものボビーとキャロルが心を通わせていくところが実に萌えます。
映画の冒頭でいきなりネタバレしちゃうのが、ちょっと悲しいけれど・・・。

そして、不思議な老人テッドはアンソニー・ホプキンス。
AnthonyHopkins10TIFF.jpg
怖いイメージしかないけれど、今回は顔は怖いけれど優しい老人。
でも、強くて・・・やっぱりちょっと怖い

1960年代が舞台とあって、音楽も素敵です。
エンディングの「煙が目にしみる(Smoke Gets In Your Eyes)」とか。
実際には1930年代の曲ですが、プラタ―ズのカバーバージョンなので、1960年代を演出しています。

他にも劇中で流れるお馴染みのオールディーズが「古き良きアメリカ」を思わせます。

正直なんということもないお話なのですが、もしかして・・・と深読みするといろいろ面白い映画。
そして、やっぱり小説読まないとだめだなぁ~と思わせる映画です。
心の中の積本がまた増えました・・・いつ読めることやら・・・。


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No title

S・キングファンとして一応チェックした映画ですが、ダークタワーシリーズその他の作品に共通する世界観を忠実に反映するのは無理があるようで大分簡略化されている印象でした。

一番好きなシーンは、キャロル・ガーバーの娘がボビーと別れて母親の写真を見ながら坂を下っていくラストシーンで、なぜか凄い郷愁を誘われて涙が出そうになります。

キングのライフワーク作品ダークタワーが来年公開予定らしいので、楽しみです。

Re: No title

たにぐちさん、

コメントありがとうございます!
やっぱり見てましたか!
やはり原作とはだいぶ違ってしまっているんですね・・・。

>
> 一番好きなシーンは、キャロル・ガーバーの娘がボビーと別れて母親の写真を見ながら坂を下っていくラストシーンで、なぜか凄い郷愁を誘われて涙が出そうになります。

とっても良いシーンでしたね!
最初にキャロルについて語られてしまっているのに、それでも映画を見ながら、なにかボビーがキャロルにまた会えるんじゃないかって期待してしまいました。

> キングのライフワーク作品ダークタワーが来年公開予定らしいので、楽しみです。
おお!そうですか!
楽しみですね!

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