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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 (2012) LIFE OF PI 356本目


意味が解るとちょっと怖い話 ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 (Life of Pi)

出演:
パイ・パテル役 スラージ・シャルマ
パイ・パテル(成人)役 イルファーン・カーン

監督:
アン・リー
お勧め度★★★☆☆

またまたちょっと仕事でイリノイ州あたりに行っていました。
基本この仕事の時はいつもアメリカン航空なんだけど、今まであんまり好きじゃなかった。
だって預ける荷物は有料だし、4時間以上のフライト(日本じゃあ立派な海外旅行の距離!)なのに、食事は全部有料でサービスなし。
あ、ビスケットかプレッツェルは無料だった!
機内エンターテイメントもないしさー!
と思ったら!帰りの便でありましたよ!しかも無料の映画がわんさかと
ま、でもちょっと疲れていて眠かったから、いっぱいは見れなかったけど・・・。
それでもずっと見たかった"Life of Pi"があったので、早速視聴!

ある小説家がインド人の青年パイ・パテルを訪ねる。
ママジという男に、パイの話を聞けば、「神を信じることができる」と言われたからだ。
そしてパイは自分が体験した不思議な旅の話を始めた。

この映画はヤン・マーテルの小説、"Life of Pi"の映画化作品です。

と、いうことは、この小説はこの作家がパイに聞いたという設定なのかな?
実際に映画のクレジットには役名はないので、定かではありませんが、もしかしたら、この小説はパイにお話を聞いた作家が書いたっていう設定かもね

さて、この映画は第85回のアカデミー賞で数々のノミネートを獲得したことでも話題になり、楽しみにしてた。
でもね・・・、

なんだろ、この映画・・・。

とにかく不思議すぎてわからないところが多い!
私は只単にパイが海でトラと漂流するサバイバル映画と思っていたのですが、最後の最後でもしかしたら…という、不思議な終わり方をします。
ちょっとしたどんでん返し?
でも、それもはっきりとはわからない。
多くの人がこの映画を何度も見直している、という理由がわかる気がした。
だって、最後までいってから、もう一度見ると、いろんな事が全然違う意味にとれるような気がするから。
嵐の中でなぜか1人のパイ。
動物たちが嵐の中でどうなったのか?
ボートの上で起こる争い、等々。

パイというちょっと変わった名前の少年。
と、いうのも、本当の名前は「世界一美しいプール」という意味のピシン・モリトー(Piscine Molitor)から名付けられているのだけれど、英語でピシンという発音がPissig(おしっこ)に似ていることから、学校でからかわれるという理由で、自分からパイというあだ名をつけた。
そういう生い立ちみたいな事や家族の事が一通り語られる。

ストーリーとしてはパイがトラと漂流して不思議な体験をした、ってことになると、「だから何?」ってなっちゃう。
でも、その物語の中にある本当の意味を探ろうとすると、いろんな可能性が出てきて、ちょっと怖い。
そしていろいろな可能性を考えることができる中で私が一番に疑問に思った事、それは「この話を聞いたら神を信じる」って聞いたって?
そうかしら?
私は全然そうは思わなかったけど。
パイは幼いころから信仰に興味があって、実はいろんな宗教を信じていた。
いろいろ信じること=何も信じていないっていうけど、そうかな?
私はパイみたいに、キリスト教にも仏教にも、イスラム教にもいろいろ聞きたいことがあるけど、そういう機会がなかったし、なんとなく聞くのが怖いから、それぞれのいいところだけ信じてる。
まさにパイ。
それの何が悪いの?
むしろ、1つの宗教を盲目的に信じて、全員右向け右!で進むミーアキャットのような人よりずっといいと思うし、本当に神様がいたら、パイの願いを他にも叶えてくれたんじゃない?
それとも、パイが無神論者だから辛い体験を味合わせたのか?
むしろこの映画をみてやっぱり神はいないと思った。
でも、そこから転じて、天地創造の神はやっぱりいた!と思わせるという不思議な造り。
とにかく映像が凄い!
映画館で見ることができなかったのが本当に悔やまれる~

ちょっと、いや、かなりわかりにくいこの映画。
単純にトラと漂流した男の子の話、と思って観るとなんだか物足りない感があるけど、その裏に他の意味があるんじゃないか、と思って観ると深すぎて疲れる
確かに一回目でもあれ?おかしいな、と思うシーンがいくつもあって、普通の映画では「つっこみどころ」になるんだろうけれど、この映画にはそれすら意味があるように思えて・・・。
おそらく監督は1つのちゃんとした「真実」を持って映画にしたんだろうけれど、結局は見ている人が勝手に解釈してねって感じになってます。
だからこそ、噛めば噛むほど味がでるスルメ映画なんだろうけど、うーん、私はもういいかな?

実はこの映画当初は私の大好きなシャマラン先生(M・ナイト・シャマラン)が監督を務めるはずだったとか。
先生だったらどうなってたのでしょ?
それはそれで見たかったなぁ~!

この映画に登場する動物はもちろん実際の動物の動きを元に作られていますが、ほとんどがCG。
撮影もほとんどがセットです。
それでもロケに使われた印象的な場所がある。
それが台湾の南にある屏東県墾丁国家公園。
ベンガルボダイジュの木があるということで、撮影に使われた。
そしてそこが監督の故郷だとか。
映画の中でCGみたいに見えるくらい不思議な場所です。

この映画で主役に抜擢された当時17歳の新人俳優だったスラージ・シャルマ君。
デビュー作です。
Suraj_Sharma_2012_(Straighten_Crop).jpg
この方、「ミリオンダラー・アーム (2014)」にも出演してましたね。
今のところ映画は3本程度しか出演していないから、彼の映画をほとんど見てることになっちゃった。
インド訛りの英語が聞き取りずらいけれど、可愛いから許す。

この映画で一番驚くのは、結末ではなく、なにより、あんなに可愛かったパイがこうなっちゃう!ってところ↓
Irrfan_Khan.jpg

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
単純にエンターテイメント映画として映像と漂流サバイバルを楽しむか、それともこの映画に隠された秘密を解こうとじっくり見るか。
どちらでも楽しめる映画です。


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ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日 ジャパン・プレミア

二つの物語あなたが選ぶのは?公式サイト http://www.foxmovies.jp/lifeofpi1月25日公開原作: パイの物語 (ヤン・マーテル著/竹書房)監督: アン・リー小説のネタを探し

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