残穢 (2016) 373本目

怪しい家からはさっさと引っ越そう!残穢 

出演:
私役 竹内結子
久保さん役 橋本愛
「私」の夫役 滝藤賢一
平岡芳明役 佐々木蔵之介
三澤徹夫役 坂口健太郎

監督:
中村義洋
お勧め度★★★☆☆

私もティーンの頃はラノベを読んでいました。
結構はまったなぁ。
そして当時ものすごく好きだったのが、小野不由美先生の「ゴーストハントシリーズ」。
もちろん全巻持ってたし、何度も読み返したし、1人アフレコしたし、ファンレターもたぶん出した。
周りの友達に布教活動までしたりして。
ゴーストハントシリーズは始めから構想がキチンと決まっていたらしく、大好きだったキャラ達も予定通りに最終回にサヨナラとなり、結局追加で1巻だけ出ただけで、それ以降続編は書かれていない。
本当に残念。
追加の1巻は三人称で書かれているので、シリーズが持っていたラノベの軽さやツッコミ節がなくてがっかりだったし。
それ以降、小野不由美先生は「十二国記」や他のホラー小説などで知られていくことになりますが、やっぱり私はこの最初のゴーストハントシリーズが最高に面白かったと思う。
彼らのハチャメチャな事件解決にまた立ち合いたい。
まだまだ掘り下げて書けることが沢山あると思うんだけどね。
叶わぬ夢だと思うけど。
その小野不由美先生が書いた小説がついに映画化!

読者からの実体験を元に「怖い話」を書いている作家の私。
ある時「岡谷マンション」の202号室に住む久保さんから、「部屋の中で音がする」と投稿が来た。
なにか引っ掛かりを覚えた私。
久保さんと共にいろいろと調べていくと、その場所にまつわるいろいろな謎が解けてきて・・・・。

前評判で「かなり怖い」と聞いていたから、ビビリながら見てました。
でも、映画の全体の感想としては、

それほど怖くない

小野不由美先生のホラーは、確かに描写とか怖いんだけれど、私が好きだった理由としては、サスペンスのようにその怪異の原因を突き止めていくっていところ。
そして突き詰めていく過程において、衝撃の真実が明らかになっていく「恐怖」がある。
まさにこの作品はそういう映画。
例えば自殺者や殺人事件が起こったというような、明らかな「いわくつき」物件ではなかったこのマンションになぜこの現象が起こるのか?
その謎をひとつひとつ過去に辿って解明していくといういってみればミステリーのような要素が豊富に盛り込まれている。
それが面白いんだけれど、脅かしやグロとか、そういうものを期待している人にとっては全然怖くない。
その手の映画ならここで脅かしの1つでも起こるんだけれど、結構そういうのは起こらない。
それより見逃しそうなところで、気が付いた人だけ背筋が凍るような演出をしている。

ただ、残念なのは、ちょっとテンポが遅いこと。
思わせぶりな登場人物が多くて、その人達がみんなタメてしゃべるから、そこがそのうち面倒くさい感じになる。
思わせぶりな演出も豊富にあって、それもだんだん面倒になってくる。
もっとサクサクしてたら、引き込まれ感も違ったかも。

そして結末は、まあ、これしかないんだろうけれど、見た側に丸投げ感たっぷり。
ホラー映画にはよくありがちだけれど、関係ない人がとばっちり受けたりするのも私としては納得いかなかった。
この作品はそれがそもそものテーマなのかもしれないけれど、ちょっと残念。
なぜならゴーストハントシリーズではかなりスッキリ怪異を解決してくれているので、そういうのを期待してた。
まあ、原作が違うので、それは私の勝手な期待だけどね
そしてこの結末が「観ると後悔しますよ」っていう竹内結子の名言に繋がるんだろう。
にしても、映画全体、そこかしこに「リング」を彷彿させる内容になっているので、特別に新し感じもなく、本当に原作の良さを映像で表現できてたのかなぁ?と思う。
原作読んでないんだけどね

もう1つホラー映画でのお約束、暗い時に怪しい場所に行くというシーン。
これ、この映画でもあります

なぜ夜に行く??!!昼間に行け!

結論としては、三流ホラー的なことは起こらないのでよしとするけど、このシチュエーションですでに萎えてしまう。
現実的じゃない。
ただ、考えられる可能性として、二つある。

「昼間行くより、夜の方が面白そうだから行こうぜ!」っていうケース

「不法侵入になるから、人目に付きにくい夜に行きましょう」っていうケース。
どちらでも理由づけになるけれど、結局映画では説明がないので、「またか!」「なぜ夜に行く?!」と突っ込みたくなっちゃう。
どんな理由でもいいけど(到着したのがたまたま夜だった、だとしても)、それを入れるか入れないかでリアル感が出ると思うんだけどなぁ。

主演の竹内結子。
わたし、この人、私生活はきっとイケてないんだろうなぁ、とずっと思ってた。
普段のしゃべり方がネクラでオタクっぽい。
だから、今回のキャラははまり過ぎていてびっくりした。
みんな彼女のこの演技が凄い!っていうけれど、むしろこれが本当の彼女の姿なんじゃないかと思う。
(ファンの皆様、すみません。いや、そういうところがむしろ好きなんです

それ以外のキャストは特に特別に有名な人を起用しない(主要キャラの蔵之介などを除く)ことで、ドキュメンタリーっぽい感じを出しているのもいい。
ちょっと不自然な人もいるけれど、それが逆に怖い。

ところでこの舞台となったマンション。
明らかに場所がわかるようなマンションが二つ登場するんだけれど、まあ、どこにでもあるようなマンションを選んだんだろうね。
もちろん実在します(あ、怪異は実在しませんよ!もちろん)
久保さんが住んでいたマンションは埼玉県深谷市の「シティホームズ上柴」で、前の住人が引っ越していったアパートは同じく深谷市の「スカイハイネス」だとか。
最初、映画でもこんなロケ地に使われるなんてやだなぁと思ったけれど、よく考えると、まあ単なる映画だし。
むしろ自慢だ!羨ましい!と思った。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
ホラーというよりサスペンス目線で見る方が楽しめると思う作品!


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