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東京喰種 トーキョーグール (2017) 497本目

2時間では語りつくせない世界 東京喰種 トーキョーグール 


出演:
金木研(カネキ)役  窪田正孝
霧島董香(トーカ)役 清水富美加
亜門鋼太朗役 鈴木伸之
神代莉世(リゼ)役 蒼井優
真戸呉緒役 大泉洋

監督:
萩原健太郎
お勧め度★★★☆☆

「グール」という言葉を初めて知ったのは、ゲームの「Fallout」だった。
そこに登場するグールは、ビジュアル的にはちょっと気持ち悪くて、でもそのバックグラウンドは結構哀しい。
それ以外にグールを知らなかったので、今回、私の中では新しいグール像が形成されました!

グールという人を喰う人種が人間の中に紛れて生存している世界。
カネキは大学生で読書好き。
リゼと読書をきっかけに交流することになるが、それがカネキがグールの世界に足を踏み入れるきっかけに。
半分人間、半分グールとなったカネキはグールの世界と人間の世界の狭間で生きることになる。

漫画やアニメを実写化すると、だいたい失敗するんだけれど、この映画は映画としてはまあまあ面白い方だと思うのよね。
でも、やっぱりなにか物足りなさを感じちゃった
たぶん、カネキにも他の登場人物にも描かれていないいろんなドラマがあったんだろうなぁ、と。

そんで、勢いにのって、とりあえずアニメの第1期も視聴。

さすがに全12話を2時間で語りつくすのは無理だわ

おそらく映画として成り立ちそうなエピソードを拾って映画にしたんだろうなぁって感じ?
アニメのかなり最初の方に登場する月山が映画では登場しないので、きっとこのエピソードはあまりにも常軌を逸しすぎて、さすがに映画にはできまい!と思ったら、

映画の続編で月山登場!

どんな感じになるのか逆に楽しみ

正直いって、キャラクターについてはアニメや原作漫画で情報補正をした方がずっとこの映画を楽しむことができると思います。
例えば、主人公のカネキですら、カネキの両親のエピソードが映画ではちらっとしか出てこないので、あれ?彼の親ってどうしてるんだっけ?と再確認してしまったくらい。
他にもカネキがグールになるきっかけの事故もアニメではもっと謎めいた事故になっているけれど、映画では特にそういったことはなく。
友人のヒデのエピソードも。
そして一番残念だったのが、おそらく今後重要なキャラクターになるはずだったニシキのエピソードもなくなっているので、映画ではそれほど重要なキャラに扱われていなかった。

それと、今回強く感じたのが、原作にキャラクターを寄せるってことは原作ファンにとっては大切な事なのかもしれないけれど、映画しか見ていない人にとっては時々違和感でしかなくなっちゃうってこと
そのいい例がグールを狩ろうとしている喰種対策局の方々。
鈴木伸之が演じる亜門。

そのジャケットどこで売っているんですか?

とツッコミたくなった!
他の捜査官は普通の服着てるのに。
そして一番違和感あったのが大泉洋が演じる真戸。

外見がまるでマンガチック

と思ってアニメ見たら、本当にソックリだった。
だから原作に寄せてるんだろうなぁと思う。
だけど、だけど、他の登場人物は限りなく現代の普通の人っぽいのに、映画に登場する数人だけ飛びぬけてマンガっぽいの。
これは原作知らないとちょっと笑っちゃうレベルだと思う。
せっかくシリアスな映画なのに。

主人公のカネキ役の窪田正孝。
確かに彼はアニメの感じとは全然違う。
アニメはもっと可愛い感じの男の子。
映画のカネキはちょっと大学生には見えない
でも、気の弱そうな感じと、時々見せる狂気的な表情が素晴らしい!
訳あって半分人間、半分グールというけれど、食事はできないし、強靭的な肉体を持ってるし、

半分人間というよりはかなりグール

って感じなのだけどねぇ。

そしてトーカ役、古き良き時代の清水富美加。
彼女、本当に存在感がスゴイ。
私の中で彼女は決して美少女の枠には入っていないのだけれど、今回この映画を見て、他の彼女の出演作とはまた違う、芯が強くて美しいトーカがいた!
このトーカもいつも怒ってばかりで沸点が低いなぁと思いがちですが、ちゃんと彼女には彼女の理由があって、それもアニメで補正されました。
こういうエピソードが映画では時間が限られているので、見ることができないのよね。
そして残念ながら続編では別の女優さんが演じるそうです。
事情は十分理解できますが、清水富美加のトーカがもっと見たかったなぁ。
本当に残念

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
この映画のストーリーの肝となるところはグール側から見ると人間が敵、人間側からみるとグールが敵、という構図を上手くエピソードを使って表現するということなんだと思うけれど、やっぱり2時間ではグール側の方に寄ったストーリーになっちゃってるんだよね。
アニメを見るとその辺りもいろいろ考えさせられます。
この映画はもちろん単体でもなかなか面白いのだけれど、やっぱり原作やアニメと一緒に楽しむと、面白さ倍増します!

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君の膵臓をたべたい (2017) 495本目 

なんとなくノスタルジー映画 君の膵臓をたべたい

出演:
山内桜良役 浜辺美波
「僕」 / 志賀春樹役 北村匠海 / 小栗旬
滝本恭子役 大友花恋 / 北川景子

監督:
月川翔
お勧め度★★★☆☆

住野よるのの原作本はなんと260万部以上も売れている

オーディオブックにもなって、アニメ映画にもなって実写映画にもなって・・・。
とにかく引っ張りだこ!
それぐらい人気のこの作品、気になるよね~!

映画を見た後、実はこの原作(ジュニア文庫)を読みました!
アマゾンプライムで読めたので
やっぱり原作はもっと「僕」とヒロインの沢山の会話とエピソードがあって、面白かった。
あと、結構ストーリーの流れとして映画で不自然だと思っていた事も小説の中ではちゃんと説明されていたり、エピソードとして存在していたので、いろいろ補正されました。

母校の高校の教師となった「僕」。
思い出の図書館の取り壊しが決定し、自分が図書館の委員だった頃の事を図書委員の生徒に話し出す。
それは、病院で偶然拾った1冊の「共病文庫」というタイトルの文庫本の持主だった、山内桜良との思い出だった。

とにかく人気のこの作品、見ました。

あれ?この映画、どこかで見たことがあるような・・・

「セカチュウ」かな?
ヒロインが病気で、主人公と仲良くなっちゃうやつ。
まあ、ある意味、ありがちな設定です。
正直言って、なぜここまで人気があるのか、評価されている理由はよくわかりませんでした。
あれかな?もう「セカチュウ」は一周回っちゃった?
知っている人がいなくなっちゃったんでしょうか?
おそらく、これは衝撃的なタイトルとそれに反してピュアなストーリー展開が心に残るということなのかしら?
「膵臓を食べたい」といっても、ホラーな映画では決してなく、実は

ただの青春映画じゃないか!

まあまあ、とにかく2人が初々しくて、可愛くて。
この後、きっとなにか大変な事件が起こるんだろうなというフラグが立ちまくっている流れ

鑑賞後は何とも言えない清々しい気持ちになりました
原作と映画の最大の違いは、原作では結末が最初に書かれているのですが、映画では「この先どうなるんだろう?」と思いながらソワソワしなが見てました。

ただ、つっこみたい所はいっぱいある!
まず、ネクラで人と関わりを持たない、地味なクラスメートの高校時代が北村匠海で大人になったら小栗旬って・・・

全然地味じゃないじゃん!

まあ、本当に地味な人を配役しちゃったら、映画として成り立たないけど。
そして、この2人が演じることで、主人公の「僕」はとても魅力的な人間になっています。
その辺りは後半でジワジワと生きてきます。
私が特に好きなのは、ヘタレなはずの北村匠海がおもむろにヒロインをお姫様抱っこするシーン。

悔しいけどキュンとした!

そして、大人の「僕」が高校時代のことを語るという流れで始まるんだけれど、生徒に先生を辞めようと思ってるみたいなことを匂わせる先生ってなんなんだ・・・。
そんな先生いるかな?
武勇伝を語る先生は沢山いるだろうけど。
ちなみに、原作では12年後の「僕」は登場せず、高校生の「僕」だけが登場します。

それと不思議なのが、高校時代の2人に「親の存在」が全然出てこない。
最後の方で登場しますが、それまで全く存在感がなく、なんとも都合の良い感じで不在です。
現実には高校生が突然旅行とか、よっぽど放任主義の親でなければ難しいような気がするけど。
とにかく、地味でネクラなクラスメートが人気者の女子にちょっかいかけられるという男子の夢物語のような映画です。
なので、女性より、男性の方が楽しめるのかも?
こんなことあったらいいなぁみたいな?
その点も原作ではちゃんと「僕」の両親が登場して、特に母親の存在が印象的でした。

主人公の高校時代を演じる北村匠海は言わずもがなですが、

今回、ヒロインの内桜良役の浜辺美波がすごく良かった!

私は彼女をNHKのラジオ「ボキャブライダー」でしか知らなかったのですが(すみません)、ラジオの中の彼女はなかなかの棒読み調子なので、ちょっと心配でした。
しかし!すごく良かった(二回目)
磯山さやかにちょっと似ている素朴な美少女。
泣き笑いのような笑顔。
透き通る声。
すべてが山内桜良のイメージにぴったり!
めちゃめちゃ可愛かった。

私がもう一人好きなキャラは「僕」のことをなんとなく応援してくれていて、ガムをくれる友人。
こういう人本当にすごい。
そして彼は後々とても重要な役割を果たします。

映画の中でとても印象的な桜のシーン。
残念ながらこのエピソードは逆に原作にはありませんでした。
この場所は京都の伏見であい橋という場所だそうです。
桜ってなぜこんなにも美しいのでしょう

そして私が好きな桜良の言葉。
「違うよ。偶然じゃない。私達は、皆、自分で選んでここに来たの。
偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの」
こういう考え方好きだなぁ

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
正直目新しさは全然ないのですが、言葉選びが秀逸で、なんといっても役者の魅力満載の映画です。

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鬼談百景 (2016) 492本目

百じゃないよ、十だよ 鬼談百景

出演:
岡山天音
森崎ウィン

監督:
中村義洋、白石晃士、安里麻里、岩澤宏樹、大畑創、内藤瑛亮
お勧め度★★★☆☆

小野不由美原作のこの小説。
以前「残穢 (2016)」でも語りましたが、私、ティーンの頃、小野不由美が大好きだったんだよねー
本人は大変だったんだろうけれど、あの頃の少女小説をまた書いて欲しいなぁ。
主人公がちょっと生意気な一人称で語るポップなホラー。
そんな感じとは全然雰囲気の違う本作です

小説家である「私」の元に届いた100の話の中から10話を紹介。
それぞれタイトルは「追い越し」、「影男」、「尾けてくる」、「どこの子」、「空きチャンネル」、「一緒に見ていた」、「赤い女」、「続きをしよう」、「どろぼう」、「密閉」。

夏目漱石の「夢十夜」の「こんな夢を見た」みたいな感じで「こんな手紙が来た」から始まる10の物語。
いわゆる「世にも奇妙な・・・」の感じです。
でも、あそこまで教訓めいていたり、エンターテイメント性があるわけではなく、地味にジワジワ怖い系が多いかな?
特にどの話もオチが難しいなぁと思った。

え?それで?

って感じのお話が多く、結局何だったんだろうと考え出すとジワジワくる。
この映画は2016年1月23日に1日限りで上映されたそうで。
原作は99話になっていて、100話目が「残穢 (2016)」なんだそうです。


感想としては、

赤い女が一番怖かった!

ビジュアル的に。
2回以上みるとちょっと笑えてきちゃうのだけど、最初はただただ恐ろしい!
オチもなかなか好きです。

短編ホラーで残念なのは、細かい説明がない事、そしてタイトルでネタバレしちゃうことがある、っていうこと。
かといって全然関係ないタイトルをつけるわけにもいかないし。
あまりオチを予想しながら見ずに、ワクワク恐怖を味わってください。
演出は結構ありがちなスローモーションからなにやら意味深な描写も多く、それでもそれ以上語られないのが残念。
そして何よりうれしいことは、「残穢 (2016)」の主人公の「私」の元に来た手紙ということで、

ナレーションはちゃんと竹内結子がやっている!

これがとにかく嬉しい!
そして彼女の棒読み調子のナレーションがなかなかいい味出しています。

かといって、この話と残穢に直接的な関係があるかというと、全然ないので、どちらを先に見ても大丈夫です。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
王道の驚かしももちろんあるけれど、どちらかというとライトなホラーです。

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ちょっと今から仕事やめてくる (2017) 489本目

仕事が死ぬほどつらいすべての人へ ちょっと今から仕事やめてくる

出演:
ヤマモト役 福士蒼汰
青山隆役  工藤阿須加
五十嵐美紀役 黒木華

監督:
成島出
お勧め度★★★☆☆

ブラック企業には勤めたことはないのだけれど、営業職だった時はやっぱり「数字の責任」に関してはかなりストレスをためていたと思う。
土日も仕事の事を考えて眠れなかったり
毎年20パーセント増の目標を立させられていたのだけれど、ある時「これって、毎年目標達成していったら、最初の年の100パーセントアップまでいってしまう!」と思って物凄く気が滅入った。
電車でスーツを着たくたびれたオジサンを見る度に、「この人も毎年20パーセントアップやってるのか・・・、どうやってモチベーション保っているんだろう」と考えたものです。
何度もやめようと思ったのに、なかなかやめられなかった。
それはやっぱり会社自体はとても良い会社で、そして何より働いている仲間たちが好きだった。
どんな仕事でも大変なのには変わりない。
でも実際には、どんな仕事をしているか、ではなく、そこで働く人と働く環境が良いかどうかが一番重要な気がします。

就職活動に失敗し、なんとか入った会社で毎日パワハラを受ける青山隆。
あまりにも辛すぎてある時、無意識に電車に飛び込もうとしてしまう。
そこをヤマモトと名乗る男に救われる。
彼は小学校の時の幼馴染だというけれど・・・。
ヤマモトに出会ってから、隆の人生が少しだけ変わり始める。

ブラック企業に勤めている、または勤めていた人にとっては見るのが苦しいシーンが多い映画でしょう。
この映画、何度か見返したのですが、私ですらパワハラのシーンは2回目以降は早送りしました
こんな会社いまどきあるかい!と思うかもしれないけれど、演技が素晴らしい役者さんたちのおかげで、リアルに心をえぐります。

今まで過労やパワハラで自殺した人に対して、「死ぬくらいなら仕事辞めればいいのに」と言っている人が沢山いた。
私もそう思っていたひとり。
私も仕事が死ぬほどつらい時があったけれど、それでも死ぬ方が怖かったし、勇気がいったので、死ぬ勇気があったら、仕事辞められると思っていた。
でも、たぶん、本当に辛くて自らの命を絶ってしまう人って、この映画の青山のような人なのかもしれない。
明日の事も考えられないし、自分の事も、もちろん、残される家族の事なんて全く考えない、いや、考えることができない精神状態。
ただただ、楽になりたい。
彼は本当に無意識に電車に吸い込まれるように倒れていく。
私はこの青山を助けるヤマモトのシーンが好き。
助ける瞬間がとても美しいんだ。

青山の精神状態を物凄く表している彼のお部屋。

完全に汚部屋!

まずは部屋を片付けようよ。
ヤマモトに出会って少しづつ変わっていく彼だけど、部屋はやっぱり汚いまま。
その辺りが完全に回復していないのがよくわかる。
私も就職したばかりの頃、こうだったなぁ。
毎日コンビニ弁当で。

その天使のようなヤマモト君と行く、素敵なカフェが中目黒の"cafe carat"
ゴルゴン押しが素敵
その他、鎌倉シャツや居酒屋の佐原屋などなど。

そういえば、
カフェで見た幽霊のような女の人はなんだったんだー!

謎のまま・・・
結構こういうちょっとふざけた演出ありました。
カフェの幽霊もそうだし、流山霊園のイメージもそうだし
でも私、

嫌いじゃない

やり過ぎるとわざとらしいけれど、この辺りはクスリと笑ってしまいました。
パワハラシーンで心にグサグサきた後になんとなくホンワカする感じ。
バランスが良いです。

さて、いったいヤマモトって何者なの?というギモンがなかなか明かされず、なんと!という流れになってくるので、なかなか面白いです。

主役の不思議な青年ヤマモト役の福士蒼汰。
留学もしていないのに英語が堪能って何者?
今回も外国語に挑戦しています。
ただ、これ、関西弁である必要性はあったのかね?
だんだんと違和感なくなってきますが、最初は福士蒼汰と関西弁がなんとなくマッチしなかった・・・。
原作のキャラのままなのでしょうかね?

ダメダメサラリーマンの青山隆役の工藤阿須加。
背中を丸めて歩く感じが最高にダメダメだった!
私のもう一つ好きなシーンは彼が里帰りするシーン。
「何食べたい」「母さんの作った○○!」みたいなのってベタなドラマしかないだろうと思うかもしれないけれど、実はこれこそ真実だと思う。
どんな三ツ星料理店よりやっぱり実家の料理が一番おいしい。
そしていつも以上にはりきっちゃう母親
私も母親になってよくわかった。
もちろん、いい大学に行ってちゃんと就職してくれたらうれしい。
でも、とにかく生きていてくれたら、それだけでうれしいんだ。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
タイトルと予告編から軽めの映画を想像していましたが、意外と心にグサッときて、ほろっときてしまいました。
あなたが最後にカバンを振り回してスキップするほど嬉しかった時はいつですか?
仕事が死ぬほどつらいすべての人に見て欲しい映画です。

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カメラを止めるな! (2018) 485本目

今更ですが カメラを止めるな! (2017) 

出演:
日暮隆之役 濱津隆之
日暮真央役 真魚
日暮晴美役 しゅはまはるみ

監督:
上田慎一郎
お勧め度★★★★☆

2018年の映画の話題といえばこの「カメラを止めるな!」でしょう!
まあ、私はタイムリーに見れてないかったんですけど
と、いうわけでやっと見ることが出来ました!

郊外の廃墟でゾンビの自主製作映画を作っていると、そこに本物のゾンビが出現して・・・!!

あまりにも話題になりすぎて、期待度マックス!!
でも見ていると、なんだかおかしい。
普通の映画なら、会話をしている人にカメラがズームしたり、シーンが移ったりするのに、何かカメラワークがおかしい。
なるほど、これはワンシーン・ワンカット撮影ってやつだね?
ほら、モキュメンタリー方式の映画なんかでよくあるやつ。
うん、まあ、それはいい。
でも、なんだかおばさんの(失礼!)演技が妙に大袈裟だなぁ。
なんだか舞台を見ているみたい。
それにあれ?途中でカメラが地面に落ちて映らなくなったり・・・。
細かい違和感が沢山ある映画。
そしてエンドロールへ・・・!

なんだよ、クソも面白くないじゃないか!

そう思ったあなた、あなた!!
その時点ですでにこの映画の面白さにはまっています。
この映画のキャッチフレーズは「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」

「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」

大事な事なので二度言いました。
なるほど!!
そういう事ね!
すべての違和感が伏線となり、すべての疑問に答えをくれる。

なんというよくできた映画なんだ!

確かにアイディア勝ちといえばそうだけれど、面白かった!
今まで見たことがない映画だからこんなに話題になったんでしょう!
そんな中、「GHOST IN THE BOX」との類似点含め、こちらが原案と言っていたので、こういう事を考えてた人がいたんだと感心しちゃったよ。
でも、あくまで「原案」で良いと思うけど。
舞台の方を見ていないので、正確なことは言えないけれど、あくまでそちらは舞台でこちらは映画として公開しているわけだし。
そんな事いったら、三谷幸喜の映画だって元ネタと思われる映画がすぐにわかっちゃう。
と、おもってマジックアワーの元ネタを探したんだけれど、全然出てこない!
どれだったんだろう・・・また出会える日までこの謎が残る・・・。
そうそう「ラヂオの時間」にも似ているという話があるけれど、これだって何かを元ネタにしているのだろうし。
ほら、有名人になると急に親戚が増えるってやつ?
やっぱりここまで話題になって人気になっちゃうと急に権利関係がうるさくなっちゃうんだよね。
おそらくこれがインディーズ映画のままだったら、誰も何も言わなかっただろうに。

私はなんとなく最後に大どんでん返しがあるよ、と聞いていたので、いろいろ想像していたのだけれど、

どの予想も全く当たらないエンディングでした!

世の中にネタバレが横行していので、この映画を見るまでにあらすじを見ないようにするのが凄く大変でした
でもやっぱり何も知らないでこの映画を見て欲しい。
そうするときっと気持ちのいいラストを見届けることができるはず。

この映画ですっかり有名になってしまった主役の監督役の濱津隆之。
なんとも人の良さそうな感じの監督役がぴったりです。

そしてその妻役のしゅはまはるみ。
遠目で見ると鈴木京香に見える。
全部ひらがなの名前とか、苗字が無くて名前だけ、とかそういう俳優さんって最近多いけれど、なんとなく「売れない俳優」っていうイメージがあるのはなぜだろう

この映画にはいわゆる「売れている」俳優が全然出ていないので、誰か目当てに映画を見る、というよりはやっぱりこの映画のストーリー、アイディア自体が面白くてみんな見ているんだと思う。
この映画には素晴らしい俳優たちが沢山出演しているので、これからもどんどん活躍してくれればいいなぁ。

ところで、この映画の舞台になっている廃墟。

とにかくとてつもなく素敵です

廃墟好きの私にはたまらない!
まず、地下構造になっている、っていところもいいし、あと、今も残されている機械たちがいい!!
他にもいろいろなドラマやミュージックビデオに登場しているというこの場所。
「旧芦山浄水場」といって茨城県水戸市にあるそうです。
ただ、撮影には使うことができても、許可なく立ち入ることができず一般公開はされていません。
なかなか安全性を確保するのが難しいようで、でも改修しちゃうと廃墟感がなくなっちゃうし。
廃墟を廃墟として保存するって難しいよね。
すごく行ってみたい所です。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
確かに評判通り、新しくて面白い映画でした!

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