人生狂騒曲 (1983) Monty Python's THE MEANING OF LIFE 294本目
出演:
グレアム・チャップマン
ジョン・クリーズ
テリー・ギリアム
エリック・アイドル
テリー・ジョーンズ
マイケル・ペイリン
監督:
テリー・ジョーンズ
お勧め度 ★★☆☆☆
あらすじは下記アマゾンリンクをご参照ください。
モンティパイソンと言えば、言わずと知れたイギリスの有名コメディアングループ。
でも、私、名前しか知らなかった。
彼らのTVシリーズも、映画ももちろん見たことがありませんでした
今回本当に初めて彼らの映画を視聴!
"The Meaning of Life"人生の意味とは何かを7つのエピソードで綴るスケッチ形式映画。
パート1 『出産の奇跡』
パート1 『出産の奇跡2 第3世界編』
パート2 『成長と教育』
パート3 『互いに戦いあうこと』
パート4 『中年』
パート5 『臓器移植』
パート6 『晩年』
パート6B 『人生の意味』
パート7 『死』
人の一生を描いて、その中で人生の意味を探る、という映画と思うのだけれど、結局人生の意味って何?
まず、モンティパイソンについて、私は名前しか知らなかったから、衝撃だったんだけれど、
人の名前じゃなかったんだね!
グループ名ということも知りませんでした。(すみません!)
このくらい無知な私がこの映画を見て、理解できるはずもなく。
すべてのスケッチの意味が深すぎて、全然笑えなかった。
そもそも、彼らはエログロ、ブラック、権威への反抗をコメディーにして表現している人達。
でも、その辺りも知らないで見たから、かなりショック!
それぞれのパートが、おそらく宗教批判、戦争批判、政治批判とかなんだろうけれど、当時のイギリスの背景を知らないで見ると、本当にブラックなだけで、ちょっとホラーです。
例えばパート5。
いまや臓器提供意思カードなんか、問題視されることなくみんな持っているけれど、当時のイギリスではこのカードについての意見がいろいろあったんだろう、ということが伺える。
そしてパート6なんかは最悪です。
だけれど、人間の欲深い部分を上手い事表している、とも言える。
嫌悪感を持つってことは、ある意味リアルなんだろう。
どうやらいろいろ調べてみると、この映画はモンティパイソン初心者が見るべき映画ではないらしい
まあ、いわゆる、村上春樹初心者がいきなり「ノルウェイの森」読んじゃいかん!読むなら「羊をめぐる冒険」からでしょ!っていうことなのだろうけれど、本来モンティパイソンを楽しむにはTVシリーズから見て、前作の映画をみるべきだったのかも。
この映画だけ日本で劇場未公開なのも、そういうことかな?
でも、これしかケーブルになかったんだもん
だけど、大がかりなセットや、アニメーション、ミュージカル超の演出なんかは好き。
特に歌詞はともかくとして、歌に関しては結構良い
♪Every Sparm is sacred~♪
なんて、絶対に外で口ずさむことはできないけれど、心に残る歌です。
パート6Bまで行って、いよいよ人生の意味がわかってくるのか!と思いきや、また迷い始め。
最後にある答えが導き出されるのだけれど、それを殴り捨ててしまう。
つまり、真意はもっと深い所にあるらしい。
私が好きなのはパート4 『中年』。
中年の夫婦がレストランで「哲学」を注文する、ってやつ。
これだけ聞くと、すごく示唆的で文学的じゃない?
ただ、彼らの「哲学」は思わぬ方向に行っちゃうけど
この映画、面白かった!という人がいたら、どのあたりが良かったか、教えてくださいな。
私のような初心者にはちょっと難しすぎたかも。
エログロがありますので、お食事中には向きません。
ただ、なんだかモダンアートのような雰囲気がある映画。
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