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博士と彼女のセオリー(2014) THE THEORY OF EVERYTHING 354本目

誰かの幸せを願う事 博士と彼女のセオリー(THE THEORY OF EVERYTHING)

出演:
スティーヴン・ホーキング役 エディ・レッドメイン
ジェーン・ワイルド・ホーキング役 フェリシティ・ジョーンズ
エレイン・マッソン役 マキシン・ピーク
ジョナサン・ジョーンズ役 チャーリー・コックス

監督:
ジェームズ・マーシュ
お勧め度★★★☆☆

2015年の第87回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したエディ・レッドメイン。
当時アメリカでは2014年末頃から映画が公開されていて、しかも家の近くのシネコンなどではあまり公開されているところがなかったので、なかなか見ることができなかった・・・。
彼の演技が大絶賛されたこの映画、やっと見ました!

ケンブリッジ大学で物理学を学んでいたスティーヴン・ホーキング。
同じ大学の文学を学ぶジェーン・ワイルドと恋に落ちる。
しかし彼の体は次第に動かなくなり、ALSで寿命2年と言われた。
それでも結婚を決めた2人の人生の物語。

スティーヴン・ホーキングと言えば、昔テレビで見たことがあって、とにかくすごい学者さんなんだってことは知っていた。
体が不自由で機械を通してお話をしている姿を見たことがある。
まあ、そうは言っても「ブラックホールの特異点定理」とか全然わかんないけど
その時は特に家族の事とかは気にならず、まあ、世界で有名な博士だから、お金はあるだろうし、お世話してくれる人は沢山いるんだろうなぁという程度に思っていた。
そしてこの映画。

知らなかったことばっかり!!

確かに博士の人生は病気との戦いだっただろうけれど、やっぱり私は妻、ジェーンの方に大きく感情移入してしまったよ。
そして、人生いろいろあるなぁとしみじみしてしまった。
ただ、実際にはもっと壮絶だったと思われる介護のシーンはほとんどなく、その部分は伝わってこないかもしれない。
ジェーンがどんどんやつれていってはいたけど・・・。
見方によってはジェーンを非難したり、ホーキンスを非難する人もいるだろうけど、誰も悪くない。
ただ、幸せになりたかっただけ、そして誰かを幸せにしたかっただけ。

しかし、どうして助けの必要な人ほど「助けはいらない」と言うんだろう。
もっと楽に生きてもいいのに。
素直に手を伸ばせばみんな幸せになれるのに。

この映画は博士自身に興味を持った脚本家のアンソニー・マッカーテンが長い期間をかけて作りあげたものだそうです。
こういう実話の場合、大抵当事者は「これは嘘ばかりである」とか文句を言うものだけど、本作はジェーンへのインタビューを重ねたり、ホーキング博士の承認を得て映画化されているので、そういうことはなかったみたい。
確かに本人たちにとっては公にしたくないような事実もあったんだろうけれど。
やっぱりそれが博士とジェーンのリアルな結婚生活だったんだろう。
特にジェーンは博士の母親からは常にうちの家庭には合ってないと言われていて、ジェーンの事をあまり好きではないとはっきりと言っている。
まあ、嫁姑問題はどこにでもある、ってことか?
ただ、そういうことは映画ではちらっとしか出てこない。
それでも博士側の家族があんまり協力的でないということはわかる。

現在博士とジェーンは近くの家に住んでいて仲良く暮らしているみたい。
だからこそ、この映画の内容に関しても、「2人の通過点」として見ることができたんだろう。

2人の素敵なデートのシーンで登場する洗濯用洗剤の"Tide"。
これはアメリカでは老舗のブランドです。
私の感覚だとお値段もそこそこ高い。
この洗濯用洗剤には蛍光増白剤が入っているということでUVライトの下で発光するとのこと。
時々あるよね、こういうこと
子供の時は結構こういうので面白かったなぁ。


そして映画の中に登場する有名な歌 "Daisy, Daisy Give me your answer, do"
これは「デイジー・ベル」という歌。
なぜ博士がこれを歌ったか?
それはこの歌が初めてコンピューターが歌った歌とされているから。
1961年、ベル研究所のIBM 7094が歌ったそう。
『2001年宇宙の旅』にもそういうシーンがある。
つまり、博士は人工音声装置を使って、機械ではないけれど、機械の力を使わずには話せなくなった自分にユーモアを込めて歌ったんだと思う。

とにかく演技が絶賛されているホーキング博士役のエディ・レッドメイン。
Eddie_Redmayne.jpg
イケメンだと思うんだけどね。
あまりにも博士に似すぎていて怖いです。
彼は半年にも渡りいろいろと博士を研究したそう。
話し方が最初と最後で全然違うし、顔つきも仕草や体の曲がり方まで一緒!
でも、そろそろ正統派イケメンの役で何か見たいけど・・・。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
この先もずっと2人が仲良く幸せであることを祈ります。


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ジュピター (2015) JUPITER ASCENDING 329本目

なんでそんな評判悪いの? ジュピター (JUPITER ASCENDING)

出演:
ケイン・ワイズ役 チャニング・テイタム
ジュピター・ジョーンズ役 ミラ・クニス
スティンガー・アピニ役 ショーン・ビーン
バレム・アブラサクス役 エディ・レッドメイン

監督:
ラナ・ウォシャウスキー
リリー・ウォシャウスキー
お勧め度★★★☆☆

熊本にお住みの皆さま、大丈夫でしょうか?
うちのBossも早朝からLINEで熊本に住むお友達と電話してましたが、信じられないくらい揺れた、と言っていました。
熊本には私の大切な人達が住んでいるので、私も早速テキスト!
電話はもちろん通じないと思っていたのですが、テキストで安否が確認できて一安心。
でも余震が酷いらしく、心配です。
日本は地理的に地震が多いのは仕方がないことですが、なぜいつもこんなことに・・・。
それでも日本人は底力と人を思いやる心で立派に立ち直っていくのだろうけれど、それでもやりきれない気持ちがこみ上げます。
どうか日本を、地球を守ってほしいと祈るばかり。
後は何かここからでも出来ることを考えたいと思います。
地球の存在、そして私たちの存在を考えされれる映画。

母のお腹にいる時に父は殺された。
ロシアからシカゴに来る途中に生まれたジュピター。
毎日のハウスクリーニングが仕事。
しかし実は彼女は宇宙を支配するアブラサクス家の母の生まれ変わりだった。
それからアブラサクス家内の争いに巻き込まれて・・・。

アメリカではすこぶる評判の悪いこの映画。
なぜでしょう?
まあ、それなりに面白かったけどね。
たぶん、この使い古されたネタと中二的なネタを受け入れられない人が多かったのかも。
今流行りのティーン小説の映画化と思ったら、ウォシャウスキーのオリジナルストーリーだとか。
生まれ変わりとか、少女漫画が大好きな私の大好物なんだけれど、なんだか、これはうまい事このネタを使いこなせてなかったなぁ。
相手役のケインの過去ネタもイマイチエピソードとして心揺さぶられず。
そして、ヒロインのジュピター。

なんだか肉食すぎな感じ!

自分の気持ちをはっきりと表すというのはイマドキの女子なのかもしれないけれど、「私のこと、あなたも好きでしょ~!」と迫るのはいただけない・・・。
2時間もある映画なのに、人間ドラマが描き切れてない感じ。

ただ、戦闘シーンや宇宙のシーンは美しく、迫力満点!
SF映画としての見どころアリ!です。
その他にも面白い所があって、私が好きなのは、ジュピターが事務手続きをするのに、いろんな宇宙の部署をたらい回しにされるところ。
"I'll never complain about the DMV again!"
と言っているところが面白かった
ちょっとコメディーチックなセリフやシーンがちょこちょこあるのが好き。

この世界観を受け入れられないと、楽しめないというのも本当。
映画を見るうえで知っておいた方が良いことをまとめてみました。(あくまで、私が理解できたこと範囲のメモですが…)

●アブラサクス:長男バレム、次男タイタス、長女カリーク。彼らが個々の惑星を支配している。アブラサクスとはエジプト神話に登場する神様の名前と関係があるのかなぁ?彼らが地球の権利を巡って争っている。
●キーパー(Keeper):グレイエイリアン。人をさらうエイリアン。よく宇宙人にさらわれた!と言っている人が見ているのは彼ららしい。
●スプライス(Splice):人間のDNAとその他のDNAを繋ぎ合わせてできた人種。
●リカンタント(Lycantant):人間のDNAと狼のDNAを繋ぎ合わせてできた人種。ケインがリカンタントスプライス。
●スカイジャック(Skyjack):背中に羽を持つ傭兵。ケインとスティンガーがスカイジャック。
●イージス(Aegis):宇宙における警察機関
●オロウス(Orous):宇宙で人間が生まれるところ、最も古い星。イージスの本拠地
●生命の水(ReGenX, Recell, NECTAR):生命維持の源。100人の人間の命が1本のボトルに含まれている。それらを生成することを、ハーベスト(Harvest)と呼んでいる。

他にもいろんな造語とかが出てきて、とにかく複雑。
そういうこの世界を受け入れることができたら、ストーリーとしては単純明快。
欲しいものを奪い取ろうとしている兄弟達の命を懸けた争いに巻き込まれていくジュピターが頑張って彼らと戦うというお話。
登場人物も多いので、味方と敵がわかりずらい。
でもそういう複雑な世界観をわざと作っているんだろうから、こういうのが好きな人にはたまらないね。

今回主役のケイン役、チャニング・テイタム。
Channing Tatum
え?これ、カッコいいかなぁ?
変なメイクしていて、ゲイバーのママみたいじゃない
これは監督の趣味か・・・?
正直チャニングの良さがわかってないんだけど、彼の「ザ学校の人気者」的な風貌がアメリカでは大人気らしい。
でも、今回のこれは・・・、キャラはカッコいいんだけどね・・・。

そして悪の親玉バレム役エディ・レッドメイン。
Eddie_Redmayne.jpg
彼はこの役でラジー賞(最低助演男優賞)を取得してしまった・・・
なんか、わからなくもない・・・。
だって、声がカサカサすぎて、何を言ってんのか全然聞こえーん!
役作りにしては、やり過ぎだろ!
しかも、意外と弱い・・・、もったいない・・・。

監督のウォシャウスキー兄弟はいまや2人とも性転換をして姉妹という驚愕の2人。
なんか名前聞いたことあるなぁと思ったあなた!
そうです、マトリックスの監督ですよ!
でも、それ以外なんかある?
意外と作っている映画が少ないけど、めちゃ有名という不思議な人達。
たぶん、マトリックスで一生分の仕事をしてしまったのか・・・?
こういうの、きっと好きなんだろうなぁというのはわかる。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
まさか、続編はないよね・・・?


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