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チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 (2015) MORTDECAI 424本目

主人公の魅力が伝わらない チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 (MORTDECAI)


出演:
チャーリー・モルデカイ役 ジョニー・デップ
ジョアンナ・モルデカイ役 グヴィネス・パルトロー
アラステア・マートランド警部補役 ユアン・マクレガー

監督 
デヴィッド・コープ
お勧め度★★☆☆☆

パイレーツカリビアン以降、なんだか低迷が続いているジョニー・デップ。
でも、毎年コンスタントに映画には出演しています。
そんな彼の2015年の珍作。

イギリスの貴族であり美術商のチャーリー・モルデカイ。
実はイギリス政府に対し、800万ポンドの借金を抱え、破産寸前だった。
ある日、絵画修復士のブロンヴィエン・ヴェルワージーが何者かに殺害され、ゴヤの名画が盗まれるという事件が発生。
MI5のアラステア・マートランド警部補は美術品の知識と裏社会にも顔が利くチャーリーに絵画の創作を依頼する。

と、こういう風に書くと、サスペンス的なまじめな映画と思いますが、
モルデカイの風貌からもわかるように、ドタバタコメディーです。

なんとなく雰囲気オースティンパワーズ!

そう思ってみてたら、キリル・ボンフィリオリの原作小説もオースティンパワーズっぽい!という感想があるとか。
そういう意味では原作の雰囲気を醸し出しているのかもしれないけれど、ミステリーとしてはなんだか雑だなぁと思った。
小説はもっときちんとしているのかもしれないけど、映画ではモルデカイのキャラがかなり適当なので、ちょっとイラッとくる。
クセの強いイギリス英語も聞き取りづらいし。
途中何度も眠くなってしまいましたよ、私

モルデカイ家に勤めるジョック。
用心棒みたいな、執事みたいな?
なぜ彼のような有能(?)な人がモルデカイ家に勤めてるんだろうって疑問。
二人のやり取りが面白いという意見もあるけど、ジョックがいつも振舞わされてかわいそうです。

そして妻のジョアンナ。
彼女もどうしてモルデカイと結婚したのか…
常にマートランド警部補にアプローチされていて、

私は断然マートランド派だけどね!

ところで、マートランド警部補はイギリスのMI5の一員です。
MI5? MI6なら知っているけど…。
MI5は内務省内国安全保障質、アメリカでいうところのFBIみたいなところ。
MI6は外務省付属情報部、アメリカでいうところのCIAみたいなところ、ってことで。
ああ、だからMI6の方が聞きなれてたんだね。
スパイ映画の影響か!

映画の中にでてくる"Open your balls"という言葉。
チャーリーですら「え?どういう意味」って感じの反応を示しています。
実際に来日したジョニー・デップもインタビューの時に「意味わかんないよね」みたいに言ってたけど、
Urban Dictionaryによると、まあ、いわゆるそういうプレイっていう意味があるらしい。
もちろん映画では単純に聞きたいことを吐かせるための拷問として使われていますが。

今回主役のチャーリー・モルデカイ役のジョニー・デップ。
220px-Johnny_Depp_(42814320505).jpg
ハンサムという役でないので仕方がないのかもしれないけど、
なんだかただの聞き分けの悪いおっさんって感じです。

マートランド警部補のユアン・マクレガー。
190px-Ewan_McGregor_Cannes_2012.jpg
なんか素敵。

モルデカイの妻、ジョアンナ役グヴィネス・パルトロー。
300px-GwynethPaltrowByAndreaRaffin2011.jpg
確かに年齢は隠せないけれど、それでもキュートな魅力がある。
そしてなかなかのやり手。

この映画、面白かった!という人がいたら、どのあたりが良かったか、教えてくださいな。
おそらくこれは小説としてはシリーズ物なんだけど、この評判だと映画の続編製作は難しいかもね。

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プーと大人になった僕 (2018) CHRISTOPHER ROBIN 407本目

とにかくギュっとしたくなる映画 プーと大人になった僕 (CHRISTOPHER ROBIN)
Christopher_Robin_poster.png

出演:
クリストファー・ロビン役 ユアン・マクレガー
イヴリン・ロビン役 ヘイリー・アトウェル

監督:
マーク・フォースター
お勧め度★★★★★(Just adorable!)

私はディズニーキャラクターの中ではプーさんが一番好き
だから実写化されると聞いて、嬉しいような怖いような。
なぜかディズニーランドでパレードとかに出ているプーさんって、違くない?
全然可愛くないよね。
不思議な事に
それを知っているから、どんな風になるのか、怖かった。
でも、予告編を見た時点でワクワクがとまらなくなった!
なにか、少しくたびれたようなプーさん。
モフモフしていて、とにかくギュッとしたくなるプーさん。

100エーカーの森で仲間達とすごしていたクリストファー・ロビンにも別れの時が。
そしてクリストファーはすっかり仲間達の事を忘れた大人になった。
ある日、社員のリストラがかかった大事な時期、家族との休日を返上して仕事をする事に。
一方、クリストファーを待ち続ける100エーカーの森では異変が!

この物語はプーさんとクリストファー・ロビンが小さな頃に100エーカーの森で過ごした時代から始まっています。
始まりはまさに本の世界。
私はクラシックプーも好きだから、読んだ事のあるエピソードが映像になっているのも可愛かった。
そして映画は大人になったクリストファー・ロビンと再会して、いろんなアクシデントに巻き込まれながら進みます。

私は少なくとも3回は号泣した!

ふと見ると、映画館で横の女性も泣いていたから、「よかった!私だけじゃない!」と思ったけれど、
うちのBossは「ここ、泣くとこかな?」と言っていたから、プーさんへの思い入れの度合いによって楽しめるかどうかが決まるのかも。
その3回について、まず1回目は最初のプーさんとの別れの場面。
「100歳になっても覚えている」といったクリストファー・ロビンに「その時僕は何歳?」と聞くプーさん。
「99歳だよ」という会話とクリストファー・ロビンがお決まりの一言”Silly old bear”とやさしく言うところ。
この雰囲気、とてもとても美しくて、悲しくて、泣けました。

2回目は大人になったクリストファー・ロビンと再会した後に昔の気持ちになってギュッと抱き合うシーン。
そして3回目はエンディングです。
ポロポロと涙が止まりませんでした!!

とにかく、心にジーンときて、暖かい気持ちにさせてくれる映画。

ただ、この映画を最大限楽しむには、やっぱりこの物語について知っていないといけない。
例えば、キャラクターの性格を知っていないと、世間知らずのぬいぐるみがドタバタ劇を演じているだけみたいに感じてしまうかも。
まず、クリストファー・ロビンなんだけれど、彼は100エーカーの森に住む仲間達からは一目置かれる存在。
子供なのになんでも知ってるし、みんな凄く彼のことを尊敬している。
そして、ラビットとオウルは実はぬいぐるみではなく本物の動物です。
(じゃあなんで、30年後にも100エーカーの森にいるの?という疑問はなしで
その他はぬいぐるみなんです。
怖がりのピグレットと、ジャンプが大好きでトラブルメーカーのティガー、とにかくネガティブなイーヨー、そして小さなおつむのプーさん。
その他、ズオウとヒイタチについても知っておくといいと思う。
ズオウとヒイタチは架空の動物で、プーさんの想像上の生き物です。
とにかくみんなこのズオウとヒイタイを怖がっていて、(見たこともないのに)その勘違いエピソードもほのぼのします。
彼らは勘違いや思い込みが本当に多くて、とんでもないおっちょこちょいなのです!
それを知って見ると、「ああ、いつものアレね」って感じでワクワクします。

それを踏まえて、大人になったクリストファー・ロビンは最初、そんなプーさんのことをすっかり忘れて普通の大人になっているので、プーさんのやる事いう事にちょっとイラッとしています。
映画を見ながらイラッとしたあなた!!
あなたもクリストファー・ロビンと同じ「ただのつまらない頭の大きな心の小さな大人」になっていますよ
そのクリストファー・ロビンがだんだんと昔の事を思い出して、「おつむの小さな心の大きな」大人になっていきます。

ただ、クリストファー・ロビンが直面している問題-仕事-についても凄く理解できる。
社員のクビがかかっているのです。
当然、真剣にやらないといけない!
週末も返上するのはしょうがないことのような気がします。

クリストファー・ロビン役のユアン・マクレガー。
190px-Ewan_McGregor_Cannes_2012.jpg
聡明なクリストファーが大人になった感じが凄く現れていていい!
イギリス英語も素敵です。

その妻、イヴリン役ヘイリー・アトウェル。
190px-Hayley_Atwell_by_Gage_Skidmore.jpg
キャプテン・アメリカのペギー・カーターで有名。
なんとなく古い時代の美女って感じよね。

そしてプーさんの声はジム・カミングス。
最近のプーさんとティガーの声は彼が演じているので、とてもしっくりきてる!
彼の一言一言の言い方が本当に「プーさん」していて、いちいち感動!

この物語には名言がたくさんあるといわれていますが、代表的なのは
“Doing nothing often leads to the very best kind of something”
映画の要所要所ででてきます。
「何もしない」をするって、とても難しい。
普段時間に追われてやることがいっぱいあって…!
それでもプーさんが教えてくれる「何もしない」の大切さ。

あと、私が好きなはプーさんが好きな赤い風船。
“Balloon makes me happy”
風船だけで気持ちを楽しくしてくれるって素敵
そういうもの、たぶん昔はあった。
あるだけで嬉しかったもの。
手にしているだけで楽しかったもの。
そういうのを忘れて、いろんな欲がでちゃってるんだなぁ今。
でも、プーさんは、風船があったら楽しいでしょ?って普通に聞く。
そこでもまた涙でちゃうよ。

そういう意味で、これは大人向けの映画かな?っていう気がしました。
もちろん、プーさんたちのかわいらしさを堪能することは子供でも楽しめるけれど、
それ以上に、大人にとってはいろんな深い感情がわきあがってくる。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
とにかくいろんなところで素敵な映画。
ぜひ、過去のプーさん作品を見てから行って下さい!
きっと気持ちのよい涙に出会えます。


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Author:ロココ
いらっしゃいませ。カフェへようこそ!
ここでは素人目線で映画について言いたい放題、アメリカから映画レビューをお届けしています。→日本に帰国しました!
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