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言の葉の庭 (2013) 460本目

エンディングがすごぶる良い! 言の葉の庭

出演:
秋月 孝雄役 入野自由
雪野 百香里役 花澤香菜

監督:
新海誠
お勧め度★★☆☆☆

天気の子まであと一つ!
今までレビューしたのは「ほしのこえ (2002) 」「雲のむこう、約束の場所 (2004)」「秒速5センチメートル (2007) 」「星を追う子ども (2011)」そして「君の名は。(2016)」です。
ではこちら!

靴職人を目指している高校生タカオは学校をさぼって庭園にいた。
そこで昼間からチョコレートとビールを飲んでいる女性、ユキノと出会う。
それぞれに生きづらさを抱えた2人だが、雨の日に偶然会っているうちにタカオはユキノに恋し始める。

前作「星を追う子ども (2011)」で2時間弱の大作ファンタジーを見せてくれたと思ったら、今回46分

とにかく雨が実写のように美しい

陰鬱な主人公や何とも言えない結末など、新海監督のカラーが良く出ている映画のように感じました。
とにかく風景が美しすぎる。
新宿御苑がモデルということなんだけれど、実写のようであって、たぶん実物より美しい。

ストーリーとしては、またもやツッコミどころ満載です。
高校生のタカオが年上の女性に恋い焦がれる感じはもしかしたら、男の子なら誰でも経験があるのかもしれないけれど、女性の立場から言って、大人が高校生男子に恋するって、しっくりこなかった。
それなのに、ユカリは結構な思わせぶりなことしちゃってさ

最初にユカリが「雷神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」という万葉集の歌を意味深にタカオに伝えるんだけれど、これは完全に恋の歌。
雨が降ってあなたを引き留めたいという気持ちを表している歌です。
色気さえ感じるような歌です。
もちろん、ユカリは歌の意味ではなく、自分の素性についてほのめかすために和歌を詠んだのかもしれせんが。
そしてそれにちゃんと答えるタカオ。
っていうか、よっぽど古文の知識がなかったら言われた歌を覚えることすらできないよ!
私は「え?何て言ったの?」ってな感じだったので。
それを学校に行っていないタカオがすんなり覚えて家に帰って意味を調べたり、返しの歌を調べたりするもんだろうかね。
というか、夢があるなら

学校に行ってちゃんと勉強しなさい!

ただ、タカオの突っ走り感は高校生らしくて良いけど、なんだか正直ウザかったです。
最近若い男の子に恋するドラマなどが流行ってるので、受け入れやすいのかしら?
私には無理だわ。
これがアラフォーとアラサーならいいんだけど、高校生と大人というのはちょっと受け付けませんでした。
あ、でも女子高生と教師なら話は別なんだけどね。
勝手ですが。

ただ、この映画、映像だけでなく、最高に素晴らしい絶対に見るべきシーンがあるんです。
ズバリ、

エンディング

マジで何度もエンディングだけ見てしまいました。
と、いうのも、エンディングテーマが最高に素晴らしい

ヘタウマの天才「大江千里」の「Rain」を秦基博がカバーしています。
秦基博はたしかに、オリジナルでもいい曲あるんだけど、カバーがすこぶる良くて、感動するよね。
オリジナル曲に恵まれない凄腕シンガー第1位が秦基博、第2位がサムシングエルス(懐かしい)。
私の密かなランキングです。
とても才能のあるシンガーだからカバーしたら、オリジナルの何倍も上にいっちゃう!
大江千里のオリジナルはぶつかり合う2人の男女って感じなのですが、秦基博はもっとスマートに恋している2人が登場しているような感じ。
もちろん大江千里のオリジナルも素晴らしいです。

※ちなみにアマゾンプライムミュージックならオリジナルの大江千里とさらに槇原敬之バージョンも聞けます。

ついでに、本編は全然面白くないのにエンディング最高!な映画第1位に「言の葉の庭」が選ばれました。(マイランキング)
ちなみに2位は「風立ちぬ(2013)」です

今回主人公のタカオを演じた入野自由。
自由と書いてミユ。
素敵な名前
前作の「星を追う子ども (2011)」でもシュンとシンという重要な役を演じていました。
深海監督が好きな声優なんだろうかね。

この映画、面白かった!という人がいたら、どのあたりが良かったか、教えてくださいな。
残念ながらストーリーのつまらなさが美しい映像と素晴らしいエンディングを上回ってしまいました。
というわけで、次回はついに「天気の子」です!

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星を追う子ども (2011) 459本目

まさかのファンタジー 星を追う子ども 

出演:
渡瀬 明日菜役  金元寿子
シュン & シン・クァーナン・プラエセス役 入野自由
森崎 竜司役  井上和彦

監督:
新海誠
お勧め度★★★☆☆

実は「天気の子」を映画館で見ました。
でも、それをレビューする前に、深海監督の他の作品で見たのにまだ未レビューだったやつがあったので、そちらを先に
今までレビューしたのは「ほしのこえ (2002) 」「雲のむこう、約束の場所 (2004)」「秒速5センチメートル (2007) 」、そして「君の名は。(2016)」
です。
そしてこちら!

幼いころに父を亡くしたアスナ。
父の形見の石を使った鉱石ラジオを聴くのが日課。
ある日、見たこともない怪物に襲われたところをシュンと名乗る青年に助けられ、友達になる。
しかし、それから彼は音信不通に。
そしてアスナは父の形見の石にまつわる秘密を知ることになる。

あれ、これ、ジブリか・・・?

と、思った人多いのでは?
ネコ型の動物ミミ→風の谷のナウシカのテト
学校の先生森崎→天空の城ラピュタのムスカ(でも性格は悪くない)、みたいな。
ファンタジーという作風だけでなく、キャラもなんとなく似ているような・・・。

どうやら新海監督も意図的にジブリ的な要素をぶっこんで、日本のアニメっていうのは、こういうファンタジーなんです!と作りたかったみたいです。
と、前半はかなりウケ狙いなのかと思うほどのジブリぶりを発揮しますが、後半は落ち着いてきて子供向のファンタジーなんかじゃないんだよ、とちょっと「毒」を吐き出しつつ、オリジナルアニメとしての面白さをちょっとずつ発揮してきます。
ただ、いろいろ気になることはありますが・・・。
例えば丸腰で未知の世界を旅して大丈夫かなぁとか、目的地について本当にわかってるのかなぁとか、着替えとかどうしてるのかなぁとか、親に何も言ってないけど大丈夫かなぁとか、なんだか昔風だけど、これ、いったいいつの時代なんだろう、みたいなこと。
どうでもいい事がいろいろ気になる映画でした。

そして最大の難点は

アスナがあんまり魅力的な女子じゃない問題

ヒロインとして、何かに立ち向かおうという意思は感じられるんだけれど、とにかく足手まといだし、ただの小学生だし。(たぶん11歳か12歳くらい?本来は出生の秘密などがあるらしいのだけれど、映画では語られません)
でもなぜアスナがこの映画に必要かは映画の最後の方でわかります。
だから、まあ、いいんだけど。
とにかく、アスナに感情移入することもなく、淡々と見てしまいました。
2時間弱の壮大なファンタジー、アスナと森崎のある目的のためのロードムービー的な感じです。
この2時間でアスナが成長したよ!という話なのかもしれませんが、いったい何を見せられていたのかよくわからなかった。
でも、森崎が貧乏クジを引かされたことだけはわかった
そしていろんなエピソードが詰め込まれてそれなりに退屈しないで見れました。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
なんだか迷走した感がアリアリの作品ですが、これを経て「君の名は。」や「天気の子」などに続くとした感慨深い作品です。

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