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シング (2017) SING 435本目

これぞ神キャスト!シング (SING)

出演:
バスター・ムーン役 マシュー・マコノヒー
ミーナ役 トリー・ケリー
ジョニー役 タロン・エガートン
マイク役 セス・マクファーレン
ロジータ役 リース・ウィザースプーン
アッシュ役 スカーレット・ヨハンソン

監督:
ガース・ジェニングス
お勧め度★★★★☆

トレイラーを見た時からずっと見たいと!と思っていたこちら。
いつもなら吹き替えは全然興味ないのだけど、今回は吹き替えも気になって、両方見ました。
しかもすでに数回リピートしている!
ベタだけど感動の名作

子供の頃に舞台に魅せられて、劇場主となったバスター・ムーン。
しかし経営難に陥り、火の車状態。
新たな劇場の目玉として、賞金1000ドルの歌のオーディションを開催することに。
しかし、事務員の手違いにより、賞金が10万ドルに!
集まった訳アリのオーディション参加者に本当のことを言えないバスター・ムーン。
いったいこのオーディションはどうなってしまうのか!

この映画、キャラクターの特徴がとてもよくできているので、「これ、別にアニメじゃなくても、動物じゃなくてもよくない?」って思ってしまいます。
それくらい良い。
ただ、人種的なイメージをつけさせないため(そうはいっても英語の発音とかからゾウは黒人だろうなぁと思っちゃうけど)に、動物っていう設定はなかなか面白い。
でも、動物でなければならない理由はないように思いました。
キャラデザも限りなく人間に近づけていて、「ああ、こういう人いるよね」って思わせる。
ストーリーもありがちっちゃあ、ありがちなのだけれど、盛り上げて落として、盛り上げる!っていう安心の構成。
これがまた良い!

でも、私が最高に好きなのは

キャストが素晴らしいってこと!

最近吹き替え版と言えば、集客を狙ったキャストが多くて、オリジナルのクオリティーをかなり下げてしまっている悲しいケースが多いのだけれど、これは違いました!
もちろん、話題性はあるけれど、それ以上に「歌」に重きを置いたキャストになっていて最高だった!
同時に、決して英語版のキャストと地声が似ているというわけではなく、日本語版は日本語版として、ピッタリくるような配役をしているところも素晴らしい!

まずは主役のバスター・ムーン役、マシュー・マコノヒー。
345px-Matthew_McConaughey_-_Goldene_Kamera_2014_-_Berlin.jpg
数々の名作映画に出演し、若い時はそのプレイボーイっぷりが素敵でしたが、歳をとって渋くてカッコよくなった!
私の大好きな映画「ウェディングプランナー」にも出ています。
どう見てもマシューと日本語版の内村光良は似ても似つかないんだけれど、どちらもなぜかピッタリ!

そしてジョニー役のタロン・エガートン。
Taron_Egerton_SDCC_2014.jpg
彼には驚きました。
歌がうますぎ!
「キングスマン」で有名な彼がこんなに歌がうまいとは!
学生時代にコンクールで優勝したこともあるとか。
今はミュージカルでも活躍しています。
日本語版は大橋卓弥。
これも歌声に関しては文句なし。
キャラクターにもピッタリあっています。
ただ、欲を言えば彼は俳優ではないので、普通のセリフの部分がタロンのようにはいかなかったかも・・・。
いや、でも、かなりのクオリティーです。
素晴らしかった。

そして何と言ってもぴっくりなのがミーナ。
英語版はトリー・ケリー。
Tori_Kelly,_2016_Toronto_Film_Festival-1
文句なしの歌声。
そして日本語版はミーシャ。
本当にミーシャが吹き替えしてくれて嬉しい!
彼女ほどミーナを表現できる歌手はいないでしょう。
そして驚きなのが、ミーナのおどおどとしたセリフ部分もすごく上手!
ミーシャにそんな才能があったなんて・・・!

ロジータ役のリース・ウィザースプーン。
Reese_Witherspoon_at_TIFF_2014.jpg
彼女のパンチのある歌声にもびっくりしました。
しかもあんなテイラースウィフトの歌いにくい歌を歌いあげている。
日本語版は坂本真綾。
声優で歌手なので、安定のキャスト。

アッシュ役も驚きました。
英語版はスカーレット・ヨハンソン。
Scarlett_Johansson_Césars_2014
そして日本語は長澤まさみ。
歌にももちろん驚いたけれど、声優としての演技も素晴らしかった。
実際「君の名は。」でも驚いた。
女優としては上手でも声優としてはちょっと・・・という人が多い中で、長澤まさみは長澤まさみと気が付かせずにキャラクターを押し出してくれる。
むしろ、テレビドラマより自然。
日本のスカーレット・ヨハンソンと呼ばれているとかいないとか。
でも、声は全然違います。
それでもこのアッシュというキャラには両方ぴったりしているから凄い。

声優と俳優が混じっていると声優がうますぎて浮いてしまうことがあるんだけれど、今回はキャストが素晴らしかったのでそういうこともなく(ジョニーはいいんです、これで)どちらも1つの独立した映画として楽しめました。
こういう映画もあるんだなぁ。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
続編が制作されているようです。
しかし、ここからどうやって続けるんだろう・・・。
でも、次回作でも同じキャストで見たい!

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9 ~9番目の奇妙な人形 (2010)9 411本目

世界観最高!9 ~9番目の奇妙な人形(9) 

出演:
9役 イライジャ・ウッド
7役 ジェニファー・コネリー

監督:
シェーン・アッカー
お勧め度★★★☆☆

もともとは監督のシェーン・アッカーが2005年にUCLAのアニメーション・ワークショップで課題として製作した短編がもとになっています。
この短編を見たティム・バートンの目に留まり長編映画に!

人類が滅亡した世界。
目が覚めた9は自分と同じような人形がいることを知る。
いったいなぜ彼らは作られたのか、そしてなぜ人類が滅亡したのか?!

短編の方も見たのですが、短編はさらに背景があまり語られないので、雰囲気重視です。
ただ、その雰囲気がイイ!

廃墟感最高!

予告編からワクワクさせてくれた本作ですが、正直最初に見たときはハテナだったよ。
どちらかというと肩透かし…。
なぜなんだろうと考えてみる。
そもそもなぜ世界がこんなに荒廃しているのか、という理由が後に語られるんだけれど、おもったよりフツーの理由。
普通というより、映画に「ありがち」な理由。
人類が滅亡して、機械と人形しかいない世界って、まあ、そういうことです。
「ターミネーター」的な?
そして、オープニングで9を作ってくれた博士みたいな人が9が未完成なまま亡くなる感じ…、どこかで見たような…。

シザーハンズか!!

いや、内容は全然違うんだけど、テイストが一緒。
ああ、ティム・バートンだからそりゃそうか。
そんな感じでどこかでみたなぁというテイストなのでワクワク感がどんどん消えていく…。

人形が作られた「理由」というのがこの映画の謎でもあるんだけれど、その理由も結構フツー。
まあ、そうだよねって感じ?
人形も博士が作った創造物であることには変わりないんだけれど、機械=人形ではない。
そこは重要。
なんだかすごい謎(どんな謎だったら納得するのかって話はありますが…)があるのかと思ったけれど、案外予想できる範囲のものでした。

ただ、とにかく、映像や人形達の動きは魅力的。
カチカチした音と人形のやわらかい感じがマッチしていてゾワゾワします。
アクションもあり、見ごたえ満載

だからこそ、ストーリーの奥深さがもっと欲しかったなぁ。
9の台詞に”I started this, now I need to finish it”というのがあるのだけれど、まさにその通り。
しょっぱなから

なにやってんだよ~9~!!

というシーンがあります。
でも、まあ、最終的には必要な作業だったんだろうけど、なんとなく9が疫病神のように見えて、
もう少し説明というか、そのあたりを強調するようなストーリー作りをしてほしかったなぁ。

一応、お話にちゃんと結論が出るんだけれど、最後もなんとなく終わる感じで、この先どうなっちゃうんだろう…

主人公9を演じているのはロードオブザリングで有名なイライジャ・ウッド。
200px-Elijah_Wood_by_Gage_Skidmore.jpg
最近なにしてんのかなぁと思ったけれど、映画にはコンスタントに出演しているようです。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
雰囲気や設定は最高に面白いです!
だからこそストーリーの薄っぺらさが逆に際立ったのかも。
でも、この廃墟感を一度は味わって欲しい!

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コララインとボタンの魔女 (2010) CORALINE 403本目

ちょっとだけホラー コララインとボタンの魔女 (CORALINE)

出演:
コラライン・ジョーンズ役 ダコタ・ファニング
メル・ジョーンズ役 テリー・ハッチャー

監督:
ヘンリー・セリック
お勧め度★★★☆☆

クレイアニメが好きです
特にウォレストグルミットシリーズ。
そしてストップモーションアニメも結構好きです。
それがこれ、「コララインとボタンの魔女」。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」もおんなヘンリー・セリックの作品です。
キャラクターはとてもかわいいとは言い難いんだけれど、なんともいえない魅力があります。

ピンクパレスアパートに引っ越してきたコラライン。
自分をかまってくれない両親に不満をもっている。
引越し先で偶然見つけた封印された小さなドア。
あけてみるとそこは壁だったのだが、ある夜、そのドアが別の世界に通じていることを発見して…。

ヘンリー・セリックらしい、ちょっとダークなホラーファンタジーです。
キモかわいい感じがなんともいえない雰囲気。

途中、アドベンチャーチックなシーンではドキドキワクワクもさせてくれて、なかなか楽しませてくれます。
実は私、これは映画館で見ました。
確か3Dだったような気がする。
そして、それほど面白かったような気がしなかったけれど、見返してみたら、まあまあ面白かったです。
なぜ最初それほど面白いと思えなかったのか考えてみると、

①なぜ引っ越してきたのか明確にわからなかった。
たぶん、両親の仕事(園芸関係)なんだろうけれど、引っ越してきた両親もあんまりハッピーな感じじゃないんだよね。
②「子供のいる家族にはアパートを貸さない」と言っていたのに、貸したのはなぜか。
子供のいる家族に貸さない理由は大家の双子の姉妹が失踪したことが関係しているんだと思うんだけれど、今回貸し出した理由については特に触れていない気がする。
単に空き部屋にしたくなかっただけなのかなぁ。
③2階に住んでいるボビンスキーさんが、別の世界の住人のように変人。
そうなると、今の世界と別の世界の区別がつきづらくなって、なんだか分かりづらかった。
④3Dがごちゃごちゃしていた。
背景とか、いろんな小物とか、アイテムとか、見所いっぱいなんだけれど、3Dになるとなんだかゴチャゴチャ感がまして、目が疲れたんだと思う。

改めてみてみると、細かいところまでとても精巧にできていて、とても素敵だし、1時間40分くらいなので、中だるみもないはずなんだけど…。
たぶん、最大の問題は私がコララインに共感できなかったことなんだろうなぁ。
私はあんまり両親に不満を感じたり、自分の現実に不満を持ったりしたことがないのかも。
幸せだなぁ。
でも、そういう思いを抱いたことがある人には、今自分の目の前にある現実と理想についていろいろ考えさせるところがあるのかも。

さて、そういった意味ではおそらくこの映画(もともとは児童文学なので)の教訓としては現実に不満があっても本当に「別の世界」
が最高!ってことにはならないんでは?
ということかな?

コララインの声は今は素敵な女性に成長したダコタ・ファニングが演じています。
200px-Dakota_Fanning_Very_Good_Girls_Premiere_(cropped).jpg
あんまり声を聞いて、あ!ダコタちゃん!とは思わないけれど、好奇心旺盛な元気な女の子を上手に演じています。

そしてお母さんのメル役はテリー・ハッチャー。
200px-Teri_Hatcher-_World_of_Color_Premiere_21.jpg
最初気がつかなかったけれど、「別のママ」になった時に「なんか聞いた事がある声だなぁ」と思った!
そしたら、彼女だった!
「デスパレートな妻たち」でおなじみのテリー。
あの役のせいか、母親!って感じがすごくする。

そういえばエンドロールの最後に” For those in the know Jerk Wad”とあって、なんのことだろう?
って思った人いなかった??
これは当時コララインの映画のHPで募集していたナイキのコララインモデルに応募するシークレットコードだったのです!
こんな感じのスニーカーらしい。
無題
実際に当選した人のブログとかも見たから、本当にプレゼントがあったみたい!

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
大好き!というわけじゃないけれど、雰囲気のあるなかなかの映画です。


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雲のむこう、約束の場所 (2004)383本目

「君の名は。」の元ネタ?雲のむこう、約束の場所

出演:
藤沢 浩紀役 吉岡秀隆
白川 拓也役 萩原聖人
沢渡 佐由理役 南里侑香

監督:
新海誠
お勧め度★★★☆☆

やばい!!
今月まったく更新せずに11月を終わらせてしまうところでした!
こんな臨時休業ばかりのカフェに足を運んでくださった方、ありがとうございます
いろいろと彷徨っておりましたが、やっと、やっと一つの場所にセトルすることが決まり、新居にネットも接続しました!
U-NEXTのお試し期間は終了し、現在Netflixのお試し中です。
使っているのはもちろんアマゾンファイアースティック!これ、本当に便利です。
他にもアメーバTVやYou Tubeもテレビで見れるっていうのが嬉しい。
アマゾンプライム会員でなくてもアマゾンアカウントを持っていればOK!
U-NEXTにはなかった「ウォーキングデッド」をシーズン1からフルエピソードコンプリートに挑戦中。
逆にアメリカに住んでいた時に見ていたドラマは全然日本で公開されていないので、見れないのですが
日本語字幕も吹き替えもなしでいいから放送してくれないかなぁ……ってそれは我儘言いすぎか!
またNetflixのお試しが終了したらいろいろ検討してみようと思っています。
さて、そういうわけで、今も絶賛人気中の「君の名は。」の新海監督のアニメを見てみました。

1996年の日本。
日本は戦争によって南北に分断されていた。
青森から北を蝦夷と呼び産国家群ユニオンは蝦夷に巨大な塔を建てていた。
青森に住んでいる中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は蝦夷の地の塔に憧れ、いつかそこへ行こうと飛行機づくりを密に行っていた。
その計画がクラスメイトの沢渡佐由理に知られ、彼女も共犯に。
しかし突然彼女が姿を消し、そして3年が過ぎた・・・。

初めてこの映画を見た感想は、

物凄く壮大な映画だけど、とにかくわかりづらい!

書きたいこと沢山あったんだろうけれど、それを90分にギュウギュウに詰め込んだらすごいことになっちゃった!って感じ。
ただ、予感や期待や余韻が漏れまくっていて、この映画が好き!っていう人の気持ちがわかる気がする。
とてもワクワクするのに、とても悲しい。

まずこの映画の設定ですが、なぜか日本が南北に分断されていて、青森から北は蝦夷(エゾ)と呼ばれている。
未来の話かと思ったら、分断されて塔が作られたのが「戦後直後の1974年」ってことになっていて、1996年という時代設定。
「戦後」っていったいなんの戦争なんだよ!ってことも語られず、蝦夷を支配しているというユニオンなる組織についても詳しくは語られません。
それ故に北海道がものすごい暗い未開の地みたいな怖さで迫ってくる。
そのちょっとぶっ飛んだ設定を受け入れられるかどうかでこの映画を楽しめるかどうかは決まってくるかも。
南北が分断されたせいで1996年の日本は今と全然違っています。
軍国主義の雰囲気が漂っているし、廃墟も沢山あるみたい。
いったい何がどうなってこうなったのかわからないけれど、「あったかもしれないもう1つの日本」ということみたい。
それがまた、ワクワク度を増しているといえばそうだし、なにこれ?と思ってしまう人もいるかもしれない。
そして、蝦夷に立っている巨大な塔。
その塔の存在も謎だらけ。
ただ、その塔を恐怖の対象でなく、あこがれの対象としてとらえた2人の中学生の男子と1人の中学生女子の青春がとても眩しい。

キャラデザはあんまり可愛くないけれど、相変わらず美しい映像。
青森が舞台っていうところもいい。
どこか実際に舞台になっているところがあるのかなぁと思ったら、結構ありました。
青森のベイブリッジが見える場所とか。
舞台になっている「南蓬田駅」ですが、実際に「蓬田駅」というところはあるのですが、この映画でモデルになっている駅はここではなく、「蟹田駅」らしいです。
青森、特に津軽は私にとって大切な場所なのでなんか嬉しい。
ちなみに津軽郡という場所は今は実際にはありません。
津軽郡は南、西、東、北、中津軽郡に分かれています。
そして個人的には津軽の中心は弘前って思っているので、その辺りが出てきてほしかったなぁ。
でもそうすると北海道からはかなり遠くなってしまうので、設定的に難しいか……
ただ、映画で使われている場所は今はかなり変わってしまっているみたいなので、聖地巡礼とまではいかないかも。

本当に謎めいたストーリーなのですが、「君の名は。」を彷彿させるようなシーンがいたるところにあります!
例えば「夢」がモチーフになってるところや、男の子が女の子を助けようと頑張るところとか、そして、浩紀と佐有里が手を合わせるシーンが「君の名は。」のシーンにそっくり!
これ新海監督が好きなシーンなのかな?
とにかく、「君の名は。」より複雑でもっとダークだけれど、これが下地にあるって思うとまた面白く見れる。

この映画の結末。
これがまたわかりずらい。
でも、いろんな所にヒントがちりばめられている。
例えば佐有里の浩紀の名前の呼び方。
「ヒロキ君」と「藤沢君」。
そして、全部見終わったら是非もう一度最初のシーンに戻ってほしい。
最初見た時にはつい見逃しがちだけれど、大人になった浩紀が最初に出てきているんだ。
そんでもって、最初にもどると「あれ?」そういうことだったの?って思う。
全部見てから最初に戻る。
そうすると「えー!」ってなる。
凄く切ない
是非これを体験してほしいものです。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
いろいろ粗削りだけれど、深い映画。
何度も見るとさらに深い映画。


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ほしのこえ (2002) 382本目

遠距離過ぎる二人 ほしのこえ

出演:
長峰 美加子役 武藤寿美
寺尾 昇役 鈴木千尋

監督:
新海誠
お勧め度★★★☆☆

「インターステラー (2014)」の時も思ったんだけれど、宇宙での時間の流れ方というのには、私のこの小さな脳細胞では全く持って理解できません
時間は相対的な物でなく、自分にとっても絶対的な物だから、自分にとって1分は1分で、地球で1時間だろうが、やっぱり1分だと思うんだけど。
まあ、その辺りの理論を上手く使った映画をご紹介!

時は2046年。
中学生だった昇と美加子は同じ高校へ行くことを疑いさえしていなかった。
しかし、美加子は宇宙への選抜メンバーに選ばれ、二人の遠距離メールが始まった・・・。

「君の名は。(2016)」で世界から絶賛され続けている新海誠監督の最初の映画。
実は私、彼の映画は全然見たことがなかったので、この機会に見てみました。
映画、といってもこちら、25分というとっても短い映画です

25分でこの世界観を表現するとは!

正直字幕がなかったので知らないカタカナ語には戸惑いましたが・・・。

たるしす?たるしあん?りしてあ?

前知識として、2039年に火星のタルシス台地というところで、文明の遺跡を発見。
その時に現れたタルシアンという、いわゆる「宇宙人」に全滅させられた。
そして人類は遺跡から回収したタルシアンのテクノロジーを使用して今度はタルシアンを倒そうとしていた。
宇宙のどこにいるかわからないタルシアンの調査隊件、撃退軍として国際宇宙軍、リシテア軍隊に選抜されたのが、美加子というわけ。
なぜ美加子?
辞退できないの?とかそういう疑問は置いといて、昇と美加子が宇宙と地球に離れ離れになるってところがポイントなのです。

壮大な遠距離恋愛!

最初見た時は「あれ?ガンダム?エヴァ?」と思うけれど、この映画は決してSFがメインではありません。
しかしなぜ宇宙にいかなきゃならんのかい!と思うけれど、これが実は大切な要素だったんだなぁ。
日本と外国でも十分に遠いけれど、まあ、会おうと思えば会える。
今時、ネットもメールもあるし。
でも、さすがに宇宙と地球では距離だけじゃない、時間までもが離れているっていうところが切ない・・・。

新海誠監督らしい美しいアニメですが、アニメーションのほとんどすべてを新海誠監督1人で作ったというだけあって、キャラクターの顔のバランスとかがめちゃくちゃで、全然可愛くない
しかも宇宙にいってまで、なぜ制服着てるんだろう、とか、体のバランスもオカシイなぁと思うんだけど、それでもこの強引な世界設定に引き込まれて、見入ってしまう。
不思議。

25分だから仕方がないんだけれど、
おいおい、こんなところで終わるんかい!

と、つい声を出しちゃうよ。
新聞記事でちょっと見える「シリウスで戦闘・勝利」の文字と「帰りのシュートカット・アンカーはまだ発見されていない」というメッセージ。
絶望的に思えるけれど、希望がある。
それでも全体的には「悲恋」としかいいようがない。
その感じが日本っぽいなぁと思った。

この映画、面白かった!と共感する人がいたら、教えてくださいな。
この映画が新海誠監督の原点です、なんて言われたら、「ふーん、なるほどね」って思っちゃう作品です。


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ここでは素人目線で映画について言いたい放題、アメリカから映画レビューをお届けしています。→日本に帰国しました!
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